アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
カチャカチャと涼が金属がぶつかる音を鳴らしながら自身のベルトを外して、ズボンのチャックを開ける。
その後、「どうすれば良い?」って視線を送ってくるが、俺の答えは変わらず「好きにして」。俺は命令する側には向いてないようで、何も思い付かない。と言うかこんなこと命令する、とかしたことないから分かる訳もない。
「…ふふ、はいはい。好きにすれば良いのな」
ぷいっ、と涼の視線から顔を逸らし、指示は一切出しませんと言う態度を示すと涼がクスリと笑う。
そうして、少し何をするか考える素振りを見せた後、下着の中へ右手を突っ込んだ。
「…ん…」
「あ、わわ…」
左手でベットに手をつき、そっちの方に体重を傾けて。下着の中に突っ込まれた右手は厭らしく動く。時折発せられる熱っぽい吐息。
涼がこうやってすんのは見たことがなかった。するとしたらいつも俺だったから。
こうやって人がするのを見るのも初めてで、見る場所に困ってしまう。こんな時でも涼は色っぽくて、格好良くて。だから余計に。
「…っ、昴流どうしたの?あわあわして」
「…だ、だって…」
「っふふ、撮られてる訳じゃないのにかわいー…」
「ひ…っ」
熱を孕んだ目が、俺の目と合う。
それだけで、血液が沸点まで上昇して、頭上に湯気が立つ。俺が撮られてる訳じゃないのに、俺は何もされてないのに。
涼の視線に体を触られているような感覚になって、ゾクリと背筋が痺れた。
「…っは…、俺昴流のフェラ凄ぇ好き」
「…へっ?!」
まるでメドゥーサと目が合ったみたいに、全身が固まって、涼と目が合わさる時間が長くなれば長くなるほど、頭の中が真っ白になっていって。
そんな時、涼が突然そんなことを言い始め、ハッ、と我に返った。
「俺を気持ち良くさせようとして頑張ってくれる所。最初は出来なかったのに口の中一杯に俺の咥えて、とろんとした気持ち良さそうな顔。俺が感じると昴流も感じて。それから上目使いで俺を時々見てくる所。俺から見る昴流は超可愛くてえろくて、健気で。それだけでイけそう」
「あぅ…」
「嗚呼、ちゃんと気持ち良いよ?俺の良い所覚えててくれて、する度に上手くなっていってる」
何故今言うのか。俺を言葉で責める時のようなことを、甘い声で呟きながら下着から出したソレを扱く。
俺の頭はヒート寸前で、ただ、立って涼を見てるだけなのに、視覚、聴覚から涼に犯される気分になって、腰が抜けそうになった。
この場から逃げたしたくとも足が震えて動かなくて、嫌でも涼の呟きは聞こえてきた。
「挿れてる時が1番気持ち良い。昴流俺が挿れたら幸せそうな顔すんの。奥突いたら可愛い声出して、きゅうっ、って俺の締め付けてきて。俺が好き、好き…って言ってるみたいにナカがうねって、離そうとしない。後、俺を抱き締めたそうな目で見てくる甘えたな所も最高に可愛い」
「あ、うぁ…や…」
「…っン…、これが俺のおかず。まだまだ一杯あるけど、全部えっちで可愛い昴流。昴流じゃないと興奮しない。裏を返せば昴流のこと想像するだけでも勃つ位に、お前のこと好き」
「へ、ぁ…す、すけべ……!!」
「ふふ、そうやって恥ずかしくなったら言うことが幼くなんのも大好き。昔のツンってしたお前も好きだけど…、っ…、今の感情が表に出やすいお前も好き、愛してる」
どうやら、今まで言っていたことは何を思って自慰をしているか…だったらしい。
今言うことじゃないだろ!何で涼はこう言うこと、恥ずかしがることなく平然として言えるんだよ…?!…って今すぐにでも叫びたい。
この時点で…否、これよりもかなり前の時点で、涼がこんなことで顔を赤く染めたり、慌てたりとする可能性なんて0になっていた。
打ちきりにさせるのも出来るのに、逆に俺の方が恥ずかしい思いをして唇が重たくて声にならない声しか出ない。
何で涼に仕返しするつもりで始めたのに返り討ちにあっているんだろう。その答えを今物凄く教えてもらいたい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
609 / 1113