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「すーばる?何、どうしたの。今日は大胆だね」
「…っ、」
ちゅっちゅっと首筋にキスを落としていると、涼がクスクスと笑って俺の尻に触れてきて、危うく声が出そうになったのを必死に耐える。
きっと俺が声を出してしまったらもうこの涼じゃなくなる。まだ、大丈夫。まだ涼の声音は柔らかくて意地悪なものじゃない。
そうは言っても、涼が意地悪抜きでも触ってこない訳がないので、そうなる前に今日は俺が触る日だから涼は触ったら駄目だと涼に告げる。涼は後で自分も触らせてくれると言う条件付きで頷いてくれて、尻から手を離した。
これでとりあえずは意地悪なスイッチが入らない…と思いたい。
俺は涼みたいにリードするのなんて出来ないし、きっと自分1人で事を進めるのは下手糞だ。きっとじゃなくて断言できる。だから俺が、俺だけが動くのに我慢できなくなるであろうほんのちょっとの時間だけ可愛い涼を堪能するつもりでいた。
「涼服…」
「はいはい」
前涼の服を脱がすのを失敗してしまったから、今度は最初から涼に服を脱いでもらうことにし、露になった涼の上半身。暗い中でも凹凸の影がはっきりとしている俺とは全然違う体。筋肉で太い訳ではなく細身なのに逞しいその体に触れてみる。力を入れてないから筋肉も柔らかい。
涼の筋肉に触れていた手が、涼の胸に惹かれていったのは、俺が良く触られる場所、だからだろう。何処を触れば良いのか分からない俺は涼の真似をするしかない。
「っ、ぁ…」
キスを落としてみながら筋肉がついて柔らかいその箇所を揉んでみると暫くして、ぴくんって涼の胸が揺れた。そして、その瞬間体を捩らせ、俺から逃げようとする。…これは感じてる…のか?
「涼きもちい…?」
「気持ちいいってよりは…くすぐ、ったいかな」
「…む」
と、思って聞いてみたのにただ擽ったかっただけらしい。何だ残念。
でも擽ったいってことはまだ望みはあるんじゃないかと思って胸ばかりを触り続けてみた。胸板を揉んでみたり、キスを落としてみたり。乳首にも触ってみた。…が、俺みたいに喘ぎはしない。ただ何かに耐えるように体を時々捩らしているだけだ。
何で、何でなんだ。思えばそうだ。涼は俺と違って擽ったがりじゃなくて、それと並行して感じるところもあまりなくて。何で人間の体ってこうも変わってくるんだろう。
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