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「ん…、んー…昴流どうしたの」
これだけ摘まんでも俺の気持ちは涼には伝わらない。まぁでも、今回は許してあげても良いや。
涼の頬は思っていたよりもぷにぷにしてて、凄い伸びる。それが楽しくなってきて、ついぷよぷよと触り続けて、文句なんて忘れてしまった。
「ふふ…、涼もかわい」
気が済んで涼の頬から手を離す。摘まんだところが若干赤くなっていたけど、今度はもう謝らないぞ。無限ループから抜け出せなくなる。
「ほら、早く頭拭く」
「わ…、」
涼が話題を戻せないように、ポタポタ水滴が垂れそうな、水分を多く含んだ髪の毛をタオルでわしゃわしゃ拭いて話を切り上げる。俺がちょっと拭けば自分でやるだろうと思ったのに、腰を屈めてやってもらう体勢になりやがった。こいつめ。
…なんて、それでもやってしまう俺も俺だ。仕方ないじゃん可愛いんだもん。
「ん、後は自分でして」
「ふふ…、ありがと」
ある程度乾いたら、今度は体の方を軽く拭く。そうしたらタオルの方が水分を吸収してびしょびしょになってしまったから洗濯機にポイ。そしていまだに裸の涼に早く服を着るように指示を出した。
「…あ、今日は珍しくお寝坊さんだけど制服取りに行く時間はあるの?」
「今日は、あるから大丈夫」
下着に足を通しながら、ふと思い出したように涼がそんなことを聞いてきた。
日曜に泊まる時は、弁当を兄貴に渡さないといけないから家に帰らないといけない。だからいつもは制服を持ってくることなんてあまりしない。それに荷物かさばるし。
でも今回は持ってきてた。泊まりの荷物が少なめで済んだのもあり、涼の家に泊まったら遅くまで起きてしまって朝普段通りに起きれないことがあるのを学習したのもあり。もう季節的にブレザーは要らないから服の皺を考えなくて良くなったのもあり。まぁ、そんな理由から、ちゃんと。持ってきた。因みに学校用の鞄もちゃんとある。学習能力ってすごい。
「そう、じゃあ8時に出よっか。送ってあげる」
「あ、ありがと…」
8時、俺が普段家を出るのと同じくらい。早く行っても琉生朝練してるときあるし、愁は遅刻常習犯だし。1人でいるのは寂しいから俺は遅めに登校してる。
…だから俺は良いんだけど、涼はそれで間に合うんだろうか。職員朝礼ってやつがあるんじゃないのか。
「涼は、遅くならない?それ」
「大体いつもこの時間だから大丈夫」
思っていたよりもスロースタートだな。涼の家から学校までは歩いていけなくもない距離だし、車で行くとなるとそんなものなんだろうか。
うーん…でも俺と違って弁当は作らないのに、1・2時間も前に起きてるのか。朝シャワーを浴びるから?出るのは遅くて起きるのは早いんだなぁ。結構涼は朝のんびりさん?
「昴流、朝御飯食べる?パンならあったと思う」
「あ、うん。食べる」
「ふふ、じゃあ先に食べよっか」
「うわわ…っ?!」
下着を穿いた涼は新しいタオルを肩にかけ、俺を後ろから押して洗面所から出ていく。風呂上がりなのもあって、肩から伝わる涼の手はいつもより熱かった。
リビングに戻って俺は制服に着替え、涼は朝食の用意をする。頭をバスタオルで拭きながら台所を動いているのは良いとして、下着1枚なのはどうにかならないだろうか。朝から色気を振り撒かないで欲しい。
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