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「何読んでんだ」
夕食も食べ終わり、部屋に戻って風呂に入って出てくると涼が椅子に腰かけ何かを読んでいたので、興味本意でそう尋ねた。
「ん?嗚呼、真が描いたやつ。今日押し付けられた。…昴流読む?」
「い、いや良い…」
「はは、昴流恥ずかしがり屋さんだもんなあ。AV見ても照れてそう」
「な…、そんな事ないし…」
あれは、書かれてた人が涼に似てたから…意識してしまっただけ、だし…。
だからAV見ても…、涼に似てる人が出ない限り照れない…と思う。多分。
「…へえ、俺に似てるから、ね…。まさかこんなとこで愚妹のが役に立つとは思わなかった」
「…うあ…っ?!」
「そんな可愛いこと言われたら意地悪したくなるよね、普通」
腕を引っ張られ、涼の膝に座らせられる。そして、何故か俺の前で、その本を1ページ1ページ俺の目に焼き付かせるように捲っていった。
「…なあ、どこら辺が俺に似てた?」
「…め、つき…」
「へえ…そう…、目付きか。そういやあ真がこのキャラ原作ですげえ俺に似てるって言ってたっけか…」
「な、あ…もういいだろ…」
性描写が入りはじめて、俺の顔が真っ赤になっていくのが自分でも分かって、俺は遠回しにもう止めてくれてと涼に言った。
「何で?ページ少ないしすぐに読めるから良いでしょ?」
けど、涼は俺がもう見てられないのを気づいてる筈なのに、意地悪くも見せようとしてきて、嫌でもそれらが目に入った。
「…もう無理…っ読めない…」
涼の胸板に顔を埋めてふるふると首を振る。顔だけじゃなくて耳まで今の俺は真っ赤なんだろう、きっと。
ここまで意識しすぎるのが可笑しいんだろうけど、俺には無理だ。これ以上読んでたら、涼にされてるときの感覚すらも思い出してしまいそうで…、否、少しだけ思い出してしまった。
「…クク、たかが漫画だろ。可愛い奴」
「…、んン…ッ」
「乳首もう固くなってる」
本を閉じて、机に置くと見透かしているかのように、Tシャツ越しに存在を主張しているそれを摘まんで、こねくり回される。
「俺にされるの想像しちゃった?…先の漫画と同じで昴流こうやって引っ張られんの好きだもんな?」
「っぁあン…」
乳首を引っ張られて、痛みの中にあるピリピリとした甘い痺れに体が仰け反る。
「男でこんなに乳首敏感なの昴流だけじゃない?やらしー…」
「んっ、んぁ…、ぁ、それ、だめ、だめ…っ」
引っ張られて、力一杯に摘ままれて。乳首を貫通しているほんの少しだけ拡張した14ゲージほどの太さのバーベルに内側から食い込むような感覚に、ビクビクと体が震えた。
「昴流はさ、引っ張られんのも好きだけど、ピアスと一緒にいじめて貰うのがもっと好き。一緒にいじめてあげたら昴流のここ、触ってないのに先走りでもうグショグショになってんの」
「ふぁあァ…ッぁ、あン…ッ、」
涼の手がスエットの方に伸び、俺のをツツゥ…、と指先でなぞった。
俺の良いところをひとつひとつ解説されるお陰で、愛撫を余計に意識してしまいう。…嗚呼、駄目。もう言わないで。頭がおかしくなりそう。
「…嗚呼、今昴流のビクッてした。イきそう?」
「…ん、っ、イ、きそ…ぁ、」
「クク…、そっか」
「へ、ぁ…?」
絶頂が近いことを知ると、俺のを触っていた手を離してしまって、思わず「なんで」と呟いてしまった。
「んー、このままだと最後までしちゃいそうだけどほら俺風呂入ってないから。出てからね?」
そうやって笑う涼の声は、とても意地悪いものに聞こえた。
「すぐ出てくるから、さ。待ってーー…っ、」
「別に気にして、ねえから…」
立ち上がって、本当に風呂に入ろうとする涼をベットの押し倒して、「もっと」と強請る。
…我慢できねえとか、もっとして欲しい、とか発情した女かよ、俺。情けない。
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