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「ンァ...、ンッ、フゥッ...ンンッ!!」
どんどん水を奥へ、奥へと、押し込んでくる。
くっ、苦しいッ...!!
どんっ!と。鮫島の胸を押し、ようやく長い口移しから解放された。
「なんで水なんか口移しするんだよっ!喉なんて乾いてなかったのにっ!!」
あぁ...もうっ!
恥ずかしさから、顔が火照る...。
「ふふっ、ただの水なんか口移しするわけないやん。」
鮫島が楽しそうにニタニタと笑う。
「はぁっ?じゃあ何飲ませ、たん...だ、よ......。」
なんだ...?
意識が朦朧とする。
あれ...?瞼が勝手に閉じてく...る...
体が...重い...、立ってられない...。
「.........、おやすみ。俺の大切な運命の番。傷つけたりせんよ。せっかく見つかったんや。俺かてアンタのこと大事にしたいわ。ゆっくり休めばええよ。」
んん...。鮫島がなにかを言ってくれたような気がする...
でも、意識が遠くて何も聞こえなかった。
...、鮫島には悪いことしたな...。
結局、いま俺の頭の中は真咲のことでいっぱいだ。鮫島に抱かれそうになっても、意識が朦朧としても。
真咲はいま浮気してるのかなとか、俺を心配して泣いてくれてるかなとか。
意識が途絶える寸前まで、俺は真咲のことしか頭にないんだ。
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