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67(過去ver.)
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「あー…。なんていうか、その、、。」
夜白くんが言葉に詰まった。
そんなに言いにくい事なのか?と思いつつ、続きを待つ。
「変なヤツとか、思わないでくださいよ…?」
上目遣いでコチラを見てくる。少し頬が紅く染まっているように見えた。
「あぁ、思わないよ。」
少し笑顔を作り、こう答えた。
すると、腹を括ったのか、夜白くんが口を開く。
「……、あの、なんか、変な意味はないんですけど、真咲さんって凄いイケメンオーラあってかっこいいなぁって思うし、男の俺でも惚れちゃいそうなくらいだから、バーとか行ってたら様になるだろうなぁって思って……」
……かっこいい?
それよりも、もう1つの言葉が引っかかっていた。
『……へぇ、夜白くんは俺に惚れそうなの?』
満面の笑みを浮かべ、夜白くんに問う。
すると、見る見るうちに彼の顔が紅く染まっていった。
「〜〜〜〜〜ッ!!だから、変な意味は無いですよ!?でも、ほんとに冗談抜きでめっちゃかっこいいって思ってますから! ぶっちゃけ一緒にいたら本当に惚れそうですっっ!」
「え?」
顔をますます真っ赤にしてこう言い放った彼は、墓穴を掘ったと気付いたようで、「やってしまった」と頭を抱え込んでいた。
「あー、もう!別に好きではないんですよ!?ただ、かっこいいって思ってるだけなんです!!!惚れそうっていうのもただの冗談で…っ!」
「そうなんだ? 俺は君に「惚れそう」って言われて嬉しかったんだけどなぁ。……冗談、だったのかぁ。」
悲しげな表情を浮かべた俺に一瞬戸惑いつつ、夜白くんはボソッと「ごめんなさい、冗談じゃないです…」と、言ってくれた。
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