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親睦会はい…………かない
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カラオケに行く前に保健室に行く
ブレザー置いてきたから
『今、保健医いないから鍵持ってきな』って先生が言ってた
ガチャ…ガラガラ
天「本当に誰もいないし」ガチャ
ん……?がちゃ?
天「恋音、なにしてるの」
恋「ぶっぶー」
天「は?なにが」
恋「2人のときは?」
天「…………はぁ。れーくん」
恋「うん♪
カラオケなんて面倒臭いでしょ?ここなら二人きりになれるじゃん♪」
何を言ってるんだこの子は
わからん
天「こんなとこでさ楽しいことなんてなくない?」
恋「んふふ〜♡それができるのですよ」
天「ふーん。じゃなにやるのよ」
恋「とりあえず、そこのベッドに寝て」
天「うん」
恋「んで〜ちょっと目瞑ってて」
天「はいはい」
なにするんだか
目を瞑る必要はあるのか
まあ、考えてもわかんないや
なんか凄い手を弄られてる
天「ねえ?なにしてるの?」
恋「なんだろねぇ〜
はい。おわったよ」
天「なにこれ。なんで縛る必要があるの?!」
恋「縛るの速いでしょ。これ自慢」
天「そんな自慢いらないよ」
恋「いつか天にぃ縛ってやろうと思って練習してた」
天「俺のこと縛って何するの。練習とかバカじゃない?」
まじで。何考えてるのかわかんない
何するの。親睦会?行かないとまじクラスで浮く
まあそんなの今に始まったことじゃないけど
でも恋音が浮くのはやめてほしい
天「ねぇれお…じゃない。れーくん」
恋「なに?」
あの天真爛漫な性格からこの切り替えよう……怖いわ
天「えと、いきなりスイッチ切るのやめてくれる?」
恋「あぁ、ごめん。だってもう天にぃしかいないじゃん?
あっちのスタイル疲れるんだよね。」
天「いきなり変わると結構ビビるんで。」
恋「わかったよ。切るときは言うよ」
天「お願いします。で、何するんですか」
恋「まだわかんない?ナニだよ」
天「ナニってさ…どっちがネコ?」
恋「どっちって……決まってんじゃん。天にぃだよ」
天「へ?なんで」
恋「おれより天にぃの方が可愛いから
おれみたいに性格歪んでないし…」
あ、そういえば
中学の頃の話聞くって約束してたわ
こんな状況だけど気になるしなぁ
天「こんな時に悪いけど、さっきの中学の頃の話はしてくれるの?くれないの?」
恋「あ、忘れてた。するよ
おれは……」
話してくれた
中学の頃のこと
__________過去(恋音sideに変わります)
いつからか、暴力されるようになった
それは中学卒業まで…この前まで続いた
『あんたはなんでそうやって!』
いつも夏恋が言ってた
夏恋は最初は見えないところを殴ったりしてた
まだよかった
でも中学入学前に夏恋に殴られそうになったのを避けようとした時、遅かったみたいで目に思いっきり当たった
そのあとも左腕かな。殴られて
それで、そのまま学校に行くわけにはいかないから
包帯と眼帯してった。
『うーわ。俺のクラス厨ニ病いるぞ』
『本当だ面倒臭そう』
『俺の左腕がっ!とか言うのかな』
『いやいや、俺の目には特殊な力が宿っている…とかじゃね?』
『ぷっあはははははははははは』
こうなりますね
そりゃ眼帯に包帯とか笑うよな
でも、そんな彼らが許せなかった
『俺達は普通です。』とでも言ってるかのようで
おれだって普通だったよ。ついこの間までは。
殴りたかった。でも抑えた
問題起こすと夏恋が何するかわかんないから
でも中学2年のとき事件は起こった
『この!れーくんじゃなくて、天ちゃんと住みたかった!大ちゃんと3人で!あんたが生まれてきたから!だから私は捨てられた!』
夏恋がキレた
普段は抑えてるからキレることは少ない
でも理由はわかんない。突然キレたんだ
その怒りをおれに向けた
夏恋はキレてる間何も見えてないから
おれのことも……
あんなことをいいながら、刃物で刺したり切ったり……
何回も繰り返された
1度切ったところを刺して刺して刺して!抉るように
もう痛みがなかった
痛みに慣れたのかな
そんなことを繰り返して、最後に背中を対角線上に切った
大地さんは昔からドジでよく怪我をしてたらしい
その傷の手当てを夏恋がしてたみたいだから、手当ては慣れたもんだ
だから、おれを切っても刺しても殴っても……
手当てをするのは夏恋だ。
『あら!これどうしたの!早く手当てをしなきゃだめよ!』
なんていいながら手当てをするもんだから、おれだってストレス溜まる
そして、そのことがあって以来あまり家に帰らなくなった
変なヤンキーみたいな集団の隅っこでモブキャラっぽく過ごした
多分喧嘩に混ざればおれが一番強い
でも、そんなことはしない
目立ってしまったら、抜けるのが大変だから
そして中学3年
進路だ
1番困ったのが進路
女にはもう懲り懲りだから男子校に行くことにした
家にも帰りたくないから、寮のある男子校
おれは頭がいいから行こうと思えば、どこでも行けた
でも家から1番近い男子校にした
その方が、天にぃに出会う確率が高いから
天にぃも夏恋の子供だから頭はいいはず
でも、上の学校には行かないだろうと思った
何故かはわからないけど、そう思った
その判断は正解だった
高校には天にぃがいたから
同じクラス
びっくりしたよ
__________以上
恋「ってなわけ」
天「へぇ」
恋「反応薄いね」
天「興味ないからね。でも夏恋は許せないや」
恋「聞いといて、興味無いとか……おれのお兄ちゃんひどくね?
おれもあれから夏恋とマトモに話してない」
天「寮暮らしっていったね」
恋「うん。遊びに来る?」
天「たまには行ってあげる。」
恋「いぇい!」
天「……それにしてもこの状況なんなの」
恋「さーて、ナニしますか!」
作者です…いきなり過去ぶち込んで、話が長くなってしまってすみません
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