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脳が忘れてても体が覚えている 恋音side
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やべぇな
こいつらの話し方からすると、天にぃの背中にあった傷をやった張本人だろう
だけど、喧嘩なんて中学の頃からやってない。あの弱小チームにはいたが、なんせモブ以下だ
つまり、しばらく本気の喧嘩はしてないってわけ
天にぃに会って、更生しようとしてたから喧嘩なんて全くやってない
体鍛えるのもやめた
喧嘩売られても、避けて逃げる……だったから本気で忘れた
どうやって喧嘩してたっけ
体鈍ってないかな
それより天にぃが心配だ
おれと一緒にいる、なんて嬉しいこと言ってくれたけど、正直今は邪魔なだけ
だって、言動と違って天にぃ喧嘩できないって言ってたもん
これはかなりやばい状況
逃げれば大丈夫だろうけど、その後が心配
どーすっかなー
恋「なぁお前……名前なんて言ったっけ?」
「は、とぼけやがって。関口だ」
関口……どっかで聞いたことある
天にぃの話だと前に部下がやられて、仕返しに……だったよな
しかも、おれの先輩…
恋「あー!!お前、あの時の先輩か!」
関「仮にも先輩に向かって『お前』はないだろ?」
恋「だってお前…クソ弱いじゃん?」
関「そのクソ弱いヤツに背中ぶっ刺されたのはどこのどいつだったかな〜」
恋「ここにいるおれの兄ですが…なにか?」
関「ありゃ?お兄さんでしたか。同い年かな?古谷にそっくりで可愛いな〜」
天「…チッ てめぇの一個しただわボケ
恋音とは双子じゃドアホ」
あー口悪。こわ
でも喧嘩できねぇんだろ?笑うしかねぇな
こんな可愛い顔でこんな口悪くて、そのクセ喧嘩できない……www
天「恋音、なんでてめぇ笑ってんだよ」
恋「いや、ブフッwwww
ちょっとまってタンマww笑いがとまんねぇww」
しばらくおれは笑い続けた
死ぬかと思ったわ。笑いすぎて
優しいのね。関口も待ってくれてた
天にぃは機嫌悪いみたいで、超怖かったけど
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