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「俺が泉を舐めてる音、ちゃんと聞こえるか?」
「聞こえてる…から、もっ…やめっ」
ギュッと瞼を強く閉じると、先程よりも鮮明に聞こえてくるその淫らな水音に俺の脳内はパニックを起こしていた。
どうして俺は今遊星に耳を舐められているんだ。
えっ、耳フェチなの!?
俺の耳の形が遊星のストライクゾーンに入ってたの!?
「こんなに真っ赤になって可愛い顔だな…俺のこと誘ってんのか泉」
遊星の少しゴツゴツした指が俺の唇を確かめるように触る。
触れられたところが凄く熱い。
これ以上遊星と一緒にいたらおかしくなりそうだ…
ダンッ
勢い良く椅子から立ち上がると、その衝撃で机の上にあったマグカップが転げ落ちた。
「か、鞄が!」
盛大に紅茶がぶちまけられ、鞄がびしょびしょに濡れる。
まずいっ!中には教科書があるのに!
急いで鞄の中身を出し、近くにあったティッシュで拭き取る。
もうっ!俺は一体なにやってるんだよー!
恥ずかしさで真っ赤になった顔を隠すようにひたすら鞄をティッシュでトントンしていると、遊星が机の上から一冊の本を取った。
「何だこれ…俺?」
遊星の右手に握られていたその薄い本を見て、俺は息が止まるかと思った。
ヤバイ…………遊星と浅川君をモデルにしたBL本が握られている。
本人に見られたぁぁぁぁぁぁ!!!!!
死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい。
誰か今すぐ俺を殺してくれ!
恥ずかしさで死んでしまいたい。
ちょっとトイレで読もうかなと思って持ってきた自分が馬鹿だったぁぁぁぁ!!!
そんな俺の心の内も知らず、遊星はパラパラとページをめくると、ニヤリと笑った。
「へぇ……泉って俺のことよく観察してるみたいだな」
「あの、その、それは……」
遊星がじわりじわりと近づいてきて、そのまま俺を押し倒す。
「泉の期待に応えてやらないといけないよなぁ」
「ちっ、ちがっ…」
ゆっくりと近づいてくる黒い瞳。
吐息を肌に感じる程のその近い距離に、ハッと息を飲む。
今ここで顔を逸らさなければキスされてしまう。
わかってる…わかってるのに……どうして逸らせないんだ…
「んっ…ふっ…んぅ」
普段の厳しい遊星からは想像出来ない程の優しいキス。
味わうように絡めとられていくそのキスに、身体の力が抜けていく。
気が付けば自分のネクタイが首ではなく手首に巻き付けられていた。
「お前の顔はどんな顔でもそそる」
舌舐めずりをするその姿に、自分の喉がゴクリと鳴った。
いつもクールな遊星の瞳がギラギラしていて、知らない人みたいだ。
シャツの中を這っていく手が、胸の飾りを掠めると、身体がピクンと跳ねた。
身体がゾワゾワする……。
「耳だけじゃなく乳首も弱いのか?お前は凄く感じやすいんだな」
指の腹で何度も撫でられると微かな痺れが身体を包む。
「ちがっ…ん、やだっ」
「嫌じゃないだろう?気持ちいいの間違いじゃないか?」
いつの間にかはだけて露わになっている肌に何度かキスを落とすと、遊星は戸惑いもなく胸の突起を口に含んだ。
指とは違うザラつく舌の感触に、先程よりも強い快感が腰を直撃する。
「んっ…はっ…ゆ…せぇ」
力が上手く入らない。
小さく漏れた自分の吐息が恥ずかしすぎてどんどん顔に熱が集まっていく。
ピチャピチュ
先程から熱心に愛撫される度に、じんじんと熱を帯びていく。
遊星の手がゆっくりと下半身に降りていき、形を確かめるようにやんわりと撫でた。
「泉のここ、大きくなってる」
「こ、これは…ちがくてっ…!」
「何が違うんだ?俺で感じてるんだろ…素直になれよ」
ペロリと耳朶を舐め、熱ぽい声で囁かれれば、下半身の熱がドクンと脈打った。
「もっ…はずかしっ…」
恥ずかしさでどうにかなりそうだ。
まともに遊星の顔が見れない。
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