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死んでしまえばいい
そう思って一体どのくらい経ったのかな。
結局、死にはしない。
死ぬのは意外と容易いことじゃないから
だってこれ程の暴力を受けても、僕は未だ生きているのがイイ証拠だ。
今日も学校へ行かせてもらうこともなく、実の父親とセックスをする。
「ひっ痛い、いだっア゙ッいゃあ…っ!」
痛くて痛くて仕方ない。
どうして人間は、こんな行為を好き好んでやりだがるのだろう。
快感など、あるものか。
「おらっ、もっと喘げよ萎えるだろ!!!」
そう言いながら、父親は僕の頬をバキッと殴る。
あーあ…痣になっちゃうなあ…
暫く外出れないや…
気持ちよくなんかないのだから、喘ぎ声なんて出るはずもないのに。
AVの見すぎだと、中学生ながらに思う。
殴られても、慣れてしまってそんなことしか思わない。
人間の適応力とは凄い。
結局、父親はいつも通り独り善がりのセックスをして、ズルッと僕から穢いものを抜いた。
やっと解放された…
寝たい、疲れた
死にたくなる程の屈辱を受けながらも、まだ僕が生きるのは、母さんの大事な形見が残ってるから。
そこにあった、母さんがよく着ていたスウェッをズボッと着る。
少しブカブカだけど、下は何も履いてないし丁度いい。
僕はフラフラと立ち上がり、身体を至るところにぶつけながらリビングの木の箪笥を開けた。
そこに僕はいつも、母さんの形見の綺麗な石のネックレスとアンクレットを入れている。
あれ…?何でないの
ガタガタと箪笥をひっくり返す勢いで探すけど、どこを探してもない。
見当たらない
何で?何で?
あれがないと僕は…
そんな僕の行動を察知したように、クズが口を開いた。
「ああ、お前あれ探してんなら無駄だぞ。売ってきたからな。たっく、あのアバズレ…ろくなもん残してねえ。大して金にならなかった」
それを聞いた瞬間、身体がカッと熱くなった
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