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白「うぅ〜」
幸「見事に水顔面直撃したな(笑)」
タオルで拭いてカッパを脱がせて防水バックに詰め込んで案内がかかり中に入る
抱っこしようとしたのだがシロが拒みしょうがなく手を繋いで歩く
幸「人が多いな...」
なんとか引き寄せてはぐれないようにするがドスドスと人にぶつかる
ドンッ
白「うぁ...!」
幸「シロ!」
「なんだよ!よそ見してんじゃねぇよ!ガキ!」
若いカップルが勢いよくシロにぶつかり俺と繋いでた手が離れる
そのカップルに物申したかったがそれよりもはぐれたシロだ真っ白な格好をしていて目立つと言ってもちびのアイツだ背が高い大人に囲まれてしまっては見えない
俺も無駄にガタイが良く背が高く小回りが利く体じゃないなんとか人ごみを掻き分けて薄暗い館内に入り周りを見渡すがシロが居ない
白いから少しの光でも発光して目立つはずだがその姿は見えない
頬に冷や汗が伝って焦り始める
どこだ...
幸「あのすいません!身長この位の上から下まで真っ白の目が赤い子供見ませんでしたか...!」
「すみません、見てません...」
幸「っありがとうございます...」
地図を見て迷子センターに行きながら周りの人に聞くがそんな子は見ていないばかりで迷子センターについてしまった
幸「すいません、うちの子が迷子になってしまったんですけど...」
「本日も○×水族館にお越しいただきまして誠にありがとうございます。
ご来館中のお客様に迷子のお知らせをいたします。
真っ白の洋服に白い髪の毛、赤い瞳の10歳くらいのお子様がサービスカウンターでお連れ様をお待ちです。お心当たりの方は○階サービスカウンターへ又はお近くの従業員までお知らせください」
少し年齢に迷ったが実年齢言ったら言ったでそれは問題になりそうだしとりあえず身長からしてそのくらいの年齢にしとく
あいつに迷子になった時どうすればいいか教えたはずなのにどこに行ったんだよ...
でもあいつの事だし顔が綺麗でアルビノだ、誘拐されてもおかしくない...
そわそわと落ち着かず
誘拐の事を考えて居てもたってもいられず従業員に話しかける
最初は止められたがあいつの写真を見せ誘拐されてるかもと言うと目を見開きどこかに電話して探してもいい事になった
やっぱりあいつの要素はそういう危なっかしい物を持っているのか...
そんな事を考えてさらに焦り
周りの人に聞きながら館内を駆けずり回る
幸「あの!迷子の子を探してるんですけどっ!」
「放送で流れてた子ですか?」
幸「...っ!
はい!見かけませんでしたか!」
「私も今知らせようと従業員さん探していた所で、そこの多目的トイレに中年のおじさんと入っていって
気になってずっと見てたんですけどまだ出てきてません...」
女性の指を指す方向を見ると確かにそこには他よりも薄暗く人気の無い多目的トイレ
「マジかよ!」と言う言葉が自然と出てきて走って目の前に立ち鍵を見るとしっかりとかかっていてすりガラスの中は明るく黒い服を着た誰かが動いているのがわかる
落ち着こうと深呼吸をしてコンコンとドアを叩く
幸「すいません、はいってますか?」
するとガタガタッと言う音と共に扉が開く
自動ドアか、と言う事を冷静に判断したがその冷静さは次の瞬間消えた
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