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”お仕事”
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ベタベタ触られる太い指も、僕を舐め回す赤黒い舌も、荒い息も、全部全部気持ち悪い。
なんでこんなところにいるんだっけ?
あぁ、そうだ。”お仕事”
神様から接待だって。
「可愛いねぇ、君はぁ」
ねっとりとした唾をひたすら塗りたくってくるおじさんをでも拒まない。
最初の頃は確に抵抗した。
でもそれで解放されるわけじゃないし、それを楽しんでくる。余計に行為が酷くなるだけだって、学んだ。
可愛いなんてこんなおっさん達に言われても何も嬉しくない。僕がそれを言われて心を踊らせるのはただ1人だけ。
「ほらぁ、もっと声出してもいいんだよ。気持ちいいんだろう?」
気持ちよくない。というか気持ち悪い。
「ピンク色の可愛いおちんちんだねぇ。ほら、おじさんが舐めてあげよう」
恐怖に完全に萎縮したそれが、その臭い口に包まれる。どれだけ刺激を与えられても、反応することはなかった。
「勃たなくなっちゃったのかい?女の子みたいだねぇ。そうだ、下のお口にも欲しいだろう?」
「こっちもいっぱいにしてやらなければいけませんなぁ」
口を開けて、グロテスクなモノを銜えさせられた。
お尻に無理やりねじ込まれた指が痛くて、思わず口の中のそれに歯を立ててしまう。
「噛むなんて……そんな悪い子にはお仕置きだなぁ」
目の前に星が飛ぶ。
口の中から小さいそれを引き抜いたおっさんが、僕のお腹を蹴ったのだと気づいたのは、少したってから。
「あれぇ?今中がキュウっと締まったねぇ。痛いのが好きな淫乱猫ちゃんなのかな?それならここも可愛がってあげなきゃ」
また別の人が乳首をつまむ。
ギリギリと抓られたそこが痛い。
顔を近づけ、口に含まれるとジンジンする。噛みちぎらんとする勢いで噛むからまた痛い。
「あぁ、気持ちいいよ、君の中」
そっちのも痛いと思ってたら、入ってたんだ。
なんかもう、どうでもいいや
そう思うとすごく楽で。
イったら満足するだろうか。
早く終われ。そんなことだけを考えるようになっていた。
「いいねぇ。でももっと、締めてよメス猫ちゃん」
そう言って殴りつけられる僕の体。
奥まで突っ込まれた肉棒から不意に放たれた精に嘔吐く。
鼻を摘まれた苦しさに、口の中の苦くて臭い液体を飲み干す。
それとほぼ同時に、お腹の中にも吐き出される。また次、また次と入ってくる。
精液が潤滑剤になって、最初よりも痛みはマシだった。
「最高だったよ。またよろしくね」
どれ位たったのかな。
最後のひとりの吐精を迎えて、僕は開放される。
あぁ、疲れたな。
まだ来るのかな。あの会場にいた人全員だったらちょっとキツイかも。
生臭い臭いももう気にならない。気持ちよくはないけど、なんだかもう麻痺してきた。
ぼーっと天井を見上げてみたり、室内を見回してみたり。
そのとき、また、扉の開く音がした。
でもさっきと違う。
足音が一つしかない。
気まぐれに視線を向けると、冬夜によく似た人物。でも彼が、こんなところにいるわけがない。
そっか、夢だ。
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