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回想 2
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くちゅ。ちゅ…
「んっ……ふぅ、強情だね、お前は。逃げられないんだからさ、早く楽になっちゃいなよ。」
「誰が………んぅ!」
抗議しようと開いた口唇からヌルりと舌が侵入してくる。流し込まれる唾液が気持ち悪くて、でも呼吸ができなくて、飲み込んでしまう。
「ははっ。ようやく開いてくれたね。ほら、俺の唾液、分けてあげる。飲みなよ。」
「っ!!くぅ………ん…やめ……ろ」
じんわりと熱くなってくる身体を、この変態吸血鬼は撫で回していく。気持ちが悪いのに、自分の感情とは裏腹に触れられたところが熱をもっていく。
「嘘。本当はもっと触って欲しいんでしょ。こんなに甘い声で俺を誘ってさ。ココも張り詰めてる。」
そう言って乳首をピンと軽く弾かれた。普段は何も感じないたったそれだけの刺激なのに、はしたない嬌声が止まることは無かった。
「ねぇ、もうつらいでしょ?どこから吸ってほしい?お前に選ばせてあげる。」
「はっ。こんなの…全然辛く…なんて……あっ」
「強情だね。最終手段、使っちゃおうかなー。」
「ふざ…けるな……ぅ……死ねクソヴァンパイア!」
「言ってくれるねぇ。嫌いじゃないよ、お前のそういうとこ。そういえばさ、お前には弟がいるんだっけね。柏木、俺の執事はどこに行ったと思う?」
「ぇ…………………………………?」
その言葉で俺の思考回路は固まった。そういえば、あの執事の姿が見えない。弟?ウリエラは今学校に………あいつが危ない?俺が従えばあの子が助かるなら…
「弟だけは…弟にだけは手を出さないでくれ!」
「んー?それはお前次第かなぁ。俺が何を求めてるか、分かる?」
そんなのわかるわけが無い。でも…
「秋人…さん…のお好きなところから、お好きなだけ、俺の血を…吸ってください。」
屈辱だった。ずっとずっと狩る側だった自分が、獲物であるヴァンパイアに抵抗もできず服従させられている事実が。
「ちょっと違うけど…まあいいか。じゃあ遠慮なく。でもお腹壊すから少しだけね。」
そういって変態は俺の膝に手をかける。そこは抵抗もなくすんなりと開かれる。変態は俺の太ももに舌を這わせていた。
「んっ…あぁぁ…」
「ふふ。ねぇ、天使くん。なんでここ、こんなに硬くなってるのかな?そんなんじゃ持たないよ、この先。」
ブツリ
「んぁぁああぁあああぁぁ!」
柔らかい太ももの肉が抉られる。とても痛くて、とても気持ち良かった。
天使である自分の股ぐらにヴァンパイアが顔を埋めている。これほどまでに屈辱的で背徳的な快楽はない。
ジュルリ
「やめっ、、吸わな…でっ、くださ…」
「ぷはっ。天使の血って初めて飲んだけど、甘い。毒というよりも…麻薬かな。止められなくなりそう。」
そう言ってこの変態は持ってきたワインのビンに口をつけた。
「不思議そうな顔をしているね。ただのワインじゃないよ。お前には中身は秘密。」
「ああ、そうだ。最後に弟に会ってきなよ。俺は優しいからね。別れくらい、許してあげるよ。でも忘れるな。お前は俺からは決して逃げられないこと。」
そう言い残して秋人は部屋を出ていった。
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