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「アサン、アサン!こいつがアスタ。」
「.....アサンだ、宜しく」
「あ、あぁ。よろしく」
シルフは皆のところ、と言うよりアサンのところに連れていき
俺の恋人だ、とかカッコいいだろ、とか言ってはもう終わったと言うようにアサンに抱きつく
ただ自分の恋人を紹介したかっただけみたいだ、そんなシルフに俺もアスタも苦笑いだ
「あ、ウンディーネ」
「久しぶりエル、その子がエルが紹介したいって言ってた子ね?」
シルフがここに連れてきたおかげでアスタにみんな気付いたようで
今の優しい声はウンディーネ、声と同じで性格も優しいしこの中のリーダー的な感じだ
アスタのことを紹介すればウンディーネはよろしくね、と優しく微笑む
ウンディーネが話しかけてから次々とみんなが寄ってくる
「俺はスレイ」
「俺はクレルな?」
「ユディオン...」
「俺らはな」
「姿を変えられんだぜ?」
「「かっこいいだろ!」」
「別に普通だから...」
「「あ"ん!!」」
スレイとクレルは幼馴染みでいっつも2人でいる
幼馴染みと言うより兄弟、兄弟というより双子みたいだと思う
ユディオンは二人のツッコミ役って感じ、クールに思われるけど少し話すのが苦手なだけなんだ
今は普通の姿だけどスレイは狼の姿にクレルは蛇の姿にユディオンはドラゴンになる事が出来る
スレイとクレルは悪戯好きでユディオンは巻き込まれてウンディーネによく怒られてる
スレイとクレル誰かと仲良くなるのが得意みたいで今もアスタとすっかり仲良くなってるみたい
アスタが楽しそうに笑っていて俺も嬉しくなるなぁなんて思っていると突然服を引っ張られた
「ちょっとエル、いつあんな格好いい人と仲良くなったのよ!」
俺の服を引っ張ったのはルサ、だった。
正直ルサには会わせたくなかった、別に嫌いって訳じゃないんだ
でもルサは格好いい人が大好きで惚れっぽい、アスタに会わせて気に入ったりしたら嫌だった
女の子のルサと男の俺じゃぁ負けるって分かってるから....
だからどうか、ルサがアスタを好きになりませんように、なんて願うけど
「ねぇ私とアスタくんが仲良くなれるように協力してちょうだい!」
無理だったみたいだ....
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