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―――
「これ運んでくれるか?」
「んー、わかった!」
もうすぐお昼くらい、アスタが軽くつまめるものを作る。勿論みんなが来るからだ
俺もちょっと手伝った、野菜の皮を剥いただけだけどありがとう、って頭を撫でてくれたぜ!
俺がアスタの料理を並べているとトントンッとノックが聞こえてビクンッとする
ここ1週間ずっとルサが来てたからノック音を聞くと嫌だ、と体が反応してしまう
でも何時もより優しい音だからルサではないと思う、結局今日来るのは分かってるけどさ
ルサが来たらもうアスタと話せないからもう少し遅く来てほしい
違うと思うけど恐る恐るドアを開けると予想通りルサではなくて、ウンディーネとオブリュだった
「いらっしゃい!」
「ふふ、お邪魔します。あら、いい匂いね?」
「お邪魔します」
「これクッキーよ、良かったら」
「わぁ!ありがとう」
ウンディーネのクッキーは甘さは控えめで凄く美味しいんだ!
クッキーを受け取ると2人が家の中に入る、その間にクッキー1個だけつまみ食いしたのは内緒だ
ウンディーネは家に入るなりアスタに何か渡してる、気になって聞いてみるとすぐ答えてくれる
「エルがアスタと一緒に泳ぐって言ってたから、水の中で息が出来た方がいいかなって思って作ってきたのよ。気に入ってくれるといいんだけど」
ウンディーネがそう言ってアスタが貰ったものを見せてれる
それは綺麗な青と黒が混ざっているような石の付いたペンダント、魔法が込められているみたい
アスタがそのペンダントを首にかけると凄く似合っていて
かっこいい!って言えば少し照れくさそうにしていた
それからオブリュが持ってきてくれたお茶を淹れてまだみんな来てないが先にいただく
オブリュはいつも美味しいお茶を持ってきてくれる
美味しいお茶が飲みたい時はオブリュに聞けば一発で、お茶に凄く詳しいんだ
お茶を飲んで話していると暫くしてアサンとシルフが来た
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