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「クソッ!何で負けんだよ!」
「お前それ本気で言ってるのかよ...」
「....スレイは本物の...アホだ」
「あ"?!誰がアホだよ!」
「お前だよ」
「好き勝手言いやがって!だいたいババ抜きなのがいけねぇんだ!」
クレルとユディオンに散々言われる
怒ったスレイはカードを集めて混ぜ、バラバラに並べていく
他ゲームをするみたいでスレイはそうとう自信があるのかもう勝った、みたいな顔をしている
「お前がやりてぇって言ったんだろーが、てか今度は何すんの」
「うるぜぇ、次は真剣衰弱だ」
今度は真剣衰弱をするみたいだ
ユディオンとクレルはこれもどうせ負けんだろ、と笑ってる、正直俺もスレイは負けると思った
一回目、俺→ユディオン→クレル→スレイの順番でやりはじめる
1周目は誰も取れない2週目は俺が1組、ユディオンが2組取った
3週目、4週目と続くもスレイは1組も取れてなかった
「お前そんなんでよく自信満々にこれやりてぇって言ったなw」
クレルの言葉にユディオンは頷き、俺も笑ってしまう
だけどスレイは余裕そうな顔をしていた、何でそんな自信があんだろう?と疑問に思ったけど
その疑問は直ぐに解けることになる
5週目、クレルまで回るも誰も取れなかったスレイ取れないだろうと多分この2つが同じだろう、と言うカードを見つめているとスレイが2枚のカードに手を伸ばし引っくり返す
するとその2枚のカードは同じ数字だった
やっと取れたんだ何て呑気に思ってたけどそこからだった
スレイはまた2枚のカードを捲る、するとそれも同じ数字
また捲ると同じ数字、捲る同じ数字、捲る同じ数字、捲る同じ数字
次々とカードを捲っていっては同じ数字のものを引き当てる
「え」
「お、おいおい!まじかよ....」
「.....あり...えない...」
スレイはカードを捲っていってはあっという間に残って居たカード全部を取っていった
あまりのことに唖然とする、スレイはと言うと勝ち誇ったように笑っていた
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