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4 -16-【sideアスタ】
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「付き合って欲しいの!」
ああ、俺は告られたのか...
ルサは可愛い、と言う括るに入るだろう
だけど俺には好きな奴が居るからルサには悪いけどルサが俺を好きだろうがどうでもいい
そうだから断る言葉を選んでから口を開くとガタッと隣から椅子が音をたてた
隣を見るとエルが目に涙を溜めて俺を見ていた
それは悲しそうで駄目って俺に伝えているようなそんな目、俺は慌て手を伸ばそうとするが
エルは目をそらし部屋を出てドアを開け外に飛び出していってしまった
そこで漸く気付いた、いや俺の願望で勘違いかもしれない、けどもしかしたらエルは俺のことが....
そう思ったら居てもたっても居られなくて俺はエルを追い掛けようとする
「ちょっと!返事聞いてないんだけど。エルならその内帰ってくるしいつも会ってるでしょ!
てか、エルも何なのよ!告白してる最中なのに...」
だけどそれはルサに止められてしまう、早く行かねぇとエルが泣いてるかもしれねぇのに...
もうこの時冷静に考えて何て居られなかった
エルの友達だから、とか思ってあまり強く言わないようにしてた
だけど今の俺は冷静じゃない、そうエルミナに止められた時くらいに
「離せ。お前には悪いけど1ミリも興味ねぇ」
そう言い放つと場がシーンと静まり、ルサの手から力が抜け俺は急いで家を出た
その時大きい声でエルは湖の中だからなぁ!と言うシルフの声
後ろを見ると親指を立て笑っているシルフと静かにこっちを見るアサンが居た
心の中でお礼を言うと俺はエルが居るだろう湖に向かった
そして捕まえたら抱き締めて1番に自分の気持ちを伝えようと思った
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