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4 -18-
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洞窟の先に進むと中は部屋の様になっていて
ランプとベッドと木が置いてあり壁には色々な絵が描かれていた
小さく余計なものが何一つ無い空間だ、エルを見つけるのは簡単過ぎるくらいに簡単だった
俺が探していた人物は空間の真ん中にある大きな貝殻のベッドに横たわり眠っている
突然飛び出して行って慌てて追い掛けたのに本人は寝てるって、と少し呆れるが少し安心する
寝顔はとても穏やかで飛び出して行った時の泣きそうな顔ではなかったから...
俺はそっと手を伸ばして優しく頬を撫でたらピクッと瞼が動く
起こしたか?何て思うも目を開けることもなく撫でる俺の手にすりよって来る
起こすのは悪いと思ってしまう、が起こして話をしなければいけないから仕方がない
「エル、起きろよ」
「ん、ぅ.....あ、すたぁ」
少し揺するがただ俺を呼ぶだけで全然起きない、正直凄く嬉しい
好きなやつが寝てる間も俺を呼んでんだ嬉しくないわけないけど起きてもらわなきゃ困る
「エルいい加減起きねぇと飯抜きだぞ」
「んーん、ごはん...」
「もういらねぇのな、分かったじゃあな」
「んっ!や、行っちゃアスタっ!....ぇ、アスタ?」
起きたエルはばっと俺の腕を掴んだ
そして少しの時間フリーズしここが湖の中だと分かったのか
何で居るの?と言うような顔をして俺を見た
とりあえずおはよ、と言えばぎこちなくおはよう、と返してくれては下を向いてしまう
こっち見てと言ってもやだ、とか何で居んだ、と言いこっちを見る気配はない
「エル、話があんだよ。こっち見て」
「今は...駄目なんだ。明日には帰るから今日は一人にして」
泣きそうなエルの声、どうでも良い奴ならまだしもそんな声をした好きな奴ほって置ける訳がない
名前を呼びながら近寄ればエルは後ろに下がる、それを続けるととエルはベッドの端に着いてしまいこれ以上後ろに下がることは出来ないくてそれを良いことに俺は近寄り触れようとした
だけどそれはエルによって弾かれてしまった...
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