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先に声を出したのはスレイだった
「お前もしかして俺が好きでもないのに抱いてると思ってたのかよ」
「もしかしなくてもそうだろ?だってそうじゃなきゃ可笑しいだろ...」
俺の言葉に大きく溜め息を吐くと悲しそうに笑うスレイ
何でそんな顔をするのか分からない、だけどきっとそんな顔にしたのは俺なんだろう
そんな顔スレイには似合わないだからそんな顔しないで欲しい
でもどうすることも出来ない俺は伸ばしかけた手を止める
だけどその手をスレイに掴まれると頬に寄せられた
「す、れい?」
「伝わってなかったのな、まぁお前ほとんど飛んでてるし。素の時には言ってねぇもんな?仕方ねぇか...それでも悲しいな」
「スレイ?何言って...」
「クレル....愛してるぜ?」
「っ」
こいつは何て言った?そんなあり得ない
だってスレイを好きなのは俺で俺だけの片想いでスレイが俺の事...愛してる..とか...
都合のいい夢でもみてんのか?
丁度目の前にあるスレイの頬に目がいき、おもいっきりつねって確かめてみた
スレイのほっぺってモチモチだよな、何て思いながら
するとイテェ!、とスレいが声をあげた
痛いのか、なら夢じゃない...?
もうよく分からずにいるとスレイが怒った顔でこっちを見てくる
「おい、今何で俺のほっぺつねったんだよ」
「いや....夢でもみてんのかなって...」
「自分のつねろよ!」
いやだって、そう言うの俺の担当じゃねぇし、しょうがなくね?
まだぷんぷん、と怒っているスレイを見て何だか可笑しくなってクスッと笑ってしまう
そんな俺を見て呆れた目で見てくるもスレイがもう一度愛してる、と言ってくれた
何だか似合わないな、って思うけどその顔があまりにも真剣だから
俺も...と返して恥ずかしいな?って笑いあってどちらともなく顔を近付け唇にキスをした
少し目を開けるとスレイのカッコいい顔の後ろで尻尾が騒がしい程に揺れてるから
また笑ってしまった
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