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「エル大丈夫か?」
「あ、え...?....な、で....そと?」
「俺の後ろに出口の扉合ったから出てきた」
「そ...そ、うか...」
「っ」
アスタの話を聞き終わると力が抜けてしまって足から崩れそうになってしまう
だけどアスタが抱き留めてくれたので何とか倒れずにすんだ
でもアスタの温もりに安心して我慢していた涙が次から次へと流れてしまう
「グスンッ....ふっ、...ぇ......」
「ん、怖かったな?」
「ん、ぅ....こ、わ...かったぁ...」
アスタは俺が落ち着くまで静かに頭を撫でてくれて強く抱き締めてくれた
しばらくして少し落ち着いて来ると楽しみに来てるのにこれじゃ迷惑かな?と思って
ありがとう、と上を向くと涙の跡をペロッと舐められ口に軽いキスをされ
迷惑じゃないからもう少し、と近くにあったベンチ座らされまた抱き締められる
恥ずかしかったけど嬉しさの方が勝ってるから
もう落ち着いてるけどもう少しだけ抱き締められることにした
「もう大丈夫?」
「う、ん....ありがと」
「ん、どういたしまして」
しばらく抱き合ってもう夕方なのに気付きそろそろ行こうかと立ち上がろうとした時
ガチャッと俺達がさっき出てきたであろう扉の隣の扉から知ってる人が2人出てきた
「......ぅ.......」
「シルフ」
「あ、さんっ!...な、んだよっあれ!グスッ....こぇよバカァ!」
「そうだな...シルフこっちを向け」
「ん?....んっ!....ん、は...ぅ、んっ.....」
それはシルフとアサンでシルフも怖くて出てきたのか何て思って声をかけようとした時
アサンがシルフの顎を掴むと少し屈んだ
シルフの頭とアサンのちょっとの前髪しか見えないがきっとキスしてるんだろう
知っている人のキスしてるところを見るのはやっぱり慣れないもので目を自分の手で隠した
だけど耳は剥き出しなのでダイレクトにシルフの声が聞こえて
すぐその場を離れればいいのだけれどアサンとシルフがいる場所を通らないといけなくて
どうしてもここから動けなくなってしまった
困っていると隣からコホンッ、と咳をする声がして
その音にやっとシルフが慌ててアサンから離れキョロキョロして俺達に気付いてくれた
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