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「ぁ.....よ、よぉ!エルとアスタもここ入ったのか?」
「う、うん」
何処かよそよそしいと言うか慌てているシルフ、疑問に思っていると
シルフの後ろで屈んでいたアサンが顔を上げた、そこにはいつもの黒い布を付けたアサンで
それを見たシルフは何故かほっ、と息を吐くとアサンの手を取って俺達に近づいてきた
「お前の事だからどうせ怖くてすぐ出たんだろ?w」
「なっ!シルフだってさっき怖い~ってアサンに抱き付いてただろ!」
「そ、それはそれ。これはこれだ!」
「なんだよそれ!」
俺の思い違いだったのか今のシルフは普通で、いつも通り腹が立つ奴だった!
そこからは一緒に色々回ることにした
お化け屋敷の裏から出てやっぱり俺は食べ物に目が行ってシルフはアサンとお揃いにする、とかで
色ちがいのピアスを貰っていた。
「ふふ~ん♪アサンとお揃いだぜ。へへ、アサンすげぇ似合ってる。」
「お前もな」
「そうか~?///」
ずっとあんな調子でべったりしている
それはいつもの事だけど何か今日はそれをみていられなかった
前まで2人を見てるのが恥ずかしかったけど慣れてきていた筈なのに今は凄く恥ずかしい、
それと羨ましいなって思ってる自分も居る
「俺らも何かお揃いにする?」
「え?するっ!したいっ!」
俺はシルフとアサンの方をボーッと見ていたがアスタの一言に覚醒する
そして2人で何か良いのかを探していくと1つの指輪に目が行った
それは青と黒が混ざろうとしているようなそんな柄の指輪、それがとても綺麗だと思った
それは丁度2つ並んでいてそれがますます運命的なモノを感じる
すると横から手が伸びてきてその2つを取ってしまう、あっと悲しんでいると
その指輪を取ったのはアスタで俺の手を掴むと左手の薬指に少し小さい方を嵌められ
俺の前でもう1つを自分の薬指につけていた
それはぴったり、と俺達の指に納まった。
俺は直ぐにおばちゃんにこれちょうだい!と言うと
笑って『いいのに目をつけたね。』と褒められ『幸せに...』と言われてしまえば
俺のほっぺは真っ赤で、隣に居るアスタも少し照れ臭そうにしていた
遠くの方から早くしろよな!と待っていてくれたシルフの声がして俺達は手を繋いで駆け寄った
俺とアスタの薬指にあるお揃いの指輪は勿論そのままに
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