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6 -16-【sideスレイ】
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今日はリリス王女の誕生日で
恋人のクレルが舞台で踊るから見に来てほしい、と可愛く言われたから見に来たところだ。
さっきまで一緒だったけど準備があるとクレルは先に行った
クレルの出番になるまで適当なとこで暇を潰した、1人で居ても考えるのはクレルのことで
これ似合いそうだな、とかこれはクレル好きだな、とか結構楽しく過ごした
時間が来て舞台がある場所に向かう途中エルとアスタに会った。
どうやらデート中みたいで、こそっとエルをからかってから一緒に行くことになった
舞台がある前の方に無理矢理行く、今はクレルの前の奴が踊ってるけどあんまり興味がない
俺の目当てはクレルだからなっ!
女の躍りが終わり次にクレルの名前が呼ばれ音楽が流れた
いよいよか、と楽しみにしていると音楽に合わせて出てきたクレルの姿を見て俺は驚いた
半蛇化の下半身に金色のじゃらじゃらとした衣装
それは衣装って言えるのかわからない程の露出度で
それを見た観客達の女はきゃーっ!と黄色い悲鳴をあげ男達はひゅーっと指笛をならし
中には興奮したように息を荒げる奴や唇を舐める奴まで居る
隣に居るエルとアスタは綺麗だね、と純粋な意見を述べるが他の奴は違った
もし2人の時とか知り合いの前だけなら俺も綺麗だ、と思い少し頬に熱を持たせていたかも知れない
手に付けられた薄いレースを使って舞うクレルの姿は本当に綺麗で心臓が大きく音をたてている
だが、今は知らない奴がこんなに居る前でそんなに肌を出してって言う怒りの方が断然大きかった
躍りが終わるとエル達とそこで別れて直ぐにクレルのところに向かった
―――
舞台の裏側につくとクレルの姿が見えた、だけどそこにはクレルともう1人知らない奴が居た
「離せよ!」
「そんなこと言わないでよー、僕のこと見てたでしょ?本当は誘ってたんじゃないの?そんな格好して」
「なっ!いい加減にしろよ、これはレビィが」
どうやらクレルも知らない奴らしく絡まれてるみたいだった
体を必要以上にくっ付けようとして嫌がるクレルを無理矢理に連れていこうとしてる
それを見て俺の何かが切れた
「なぁ、そいつ俺の何だけどさ.....なにやってんの?」
「へ?...」
「スレイッ!」
怖かったんだろう、俺の声で相手の手が緩んだ隙にクレルは手を振り払い俺の胸に飛び込んでくる
優しく背中を撫でてやれば服をぎゅっと捕まれる
手はそのままにさっきまでクレルに触れていた奴に睨みを効かせれば相手は怖じ気づき逃げていく
まだ震えてるクレルには悪いけど、俺はお前にも怒ってんだぜ?
「っ...え、ちょ!スレイ!」
「黙って」
「っ」
俺はクレルを横抱きにして人気が少ないところに足を進めた
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