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小坂先生に見つかる
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「また村田か! 村田……と宮本?……」
小坂先生は村田の名を呼び叱ったあと、宮本の顔を見て、意外そうな顔をした。村田はワルだったが宮本は、違ったからだろう。よりによって大好きな小坂先生に、こんな恥ずかしい場面を見られてしまった。
いや、小坂先生は、何とも思ってないに違いない。
「早く帰りなさい」
小坂先生は先生らしい口調で、告げた。
「はい」
宮本と村田はおとなしく帰りじたくをした。
先生が歩きさる足音を確認し、宮本たちは手をとめた。
「俺と宮本が抱き合ってるところ、完全に小坂に見られたよな? やっべー」
村田は、わざとらしく、しまった、という顔をしてみせた。抱き合ってなんかいない。村田が僕を襲ったんじゃないか。
「まあ、でも、もう見回り終わったから平気だな」
村田は、せわしない息づかいのもと、宮本の制服のズボンのベルトをひっぱって、はずそうとしてきた。えっ?
宮本は、村田から逃げようとした。
「何すんだよ……」
村田が、熱に浮かされたような表情になっているのが怖かった。
「宮本、遠慮するなよ。今日も、授業中……」
「違うよ」
村田が何を言おうとしているか予想できて、宮本は言わせまいとした。
「ごまかすなよ。後ろの席から丸見えだって言ってるだろ。小坂も気づいてるんじゃね?」
村田は、せまってきた。
「なあ、宮本、仲良くしようぜ」
そう言いながら、村田が宮本の肩を抱いてきた。
「授業中、小坂センセーの姿見て、机の下で、かくれてオナってる、美少年宮本クン」
村田は、宮本の一番言われたくないヒミツを知っていた。
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