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村田はケモノ
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村田は宮本にエッチなことをしてこようとしていた。
「また、見られちゃうよ」
宮本は冷静になろうと努めて言った。
「見てもらえよ、大好きな小坂センセーに。美少年宮本クンのエッチな姿を。いっそのこと、『いつも授業中センセーの姿見ながらオナってまーす』って告白しちゃえば? そしたら、小坂センセーだって『お付き合い』してくれるかもしれないぜ?」
宮本は、恥ずかしさに耐えた。
「小坂って、真面目そうに見えるけど、案外、遊んでんじゃねぇの? だって小坂センセーだってフツーに男だし、しかも、イケメンだぜ? いろんな人から誘われるに決まってんじゃん?」
そんなことは、考えたくないことだった。でも、事実かも。だって、あんなにかっこいいんだもん。
「小坂って、そういう誘い、断われなさそうじゃん?」
そういう誘いって。小坂先生は、変な誘いは、ちゃんと断るに決まってる。
「そんなこと、いいから、もう帰ろうよ」
教室で、どういう話題なんだ。しかも、さっき、見回りの小坂先生に見られてしまったばかりだというのに。
宮本は、村田の身体を押しやろうとした。
「大事なことだろ? 宮本は、小坂が聖人君子だとでも思ってんの?」
小坂先生は、真面目ないい先生だ。独身でイケメンだけど、いつかお嫁さんは、もらうかもしれないけど。ひょっとして、もう、彼女や婚約者が、いるのかもしれない。そんなのイヤだな。そんなこと考えたくない。
「もう、小坂先生の話は、やめようよ。先生に聞かれたら困るよ」
「聞かれたって平気だよ。小坂って、案外エロいんだぜ?」
村田は、自分がエロで、遊んでいるので、そう言うに違いない。
「イケメン教師の小坂センセーだって、夜な夜な、恋人と、やってんだぜ。美少年の宮本クンだって、俺とエッチなことしたって、オッケーだよ」
小坂先生が、夜な夜ななんて考えたくない。
「ここでは、だめだよ」
宮本は、気弱に拒んだ。
「ここでは? ほかのところでならいいのか?」
肉食系の顔になった村田が、すかさず聞いた。どうしたら、この状況から逃げられるんだろう。
「今はだめだって」
宮本は、村田を押しのけた。村田は宮本のベルトをつかんで言った。
「いつも、小坂と、やりたいって思ってるんだろ?」
「そんなこと言ってないよ」
先生のことは好きだけど、そんな風に言うのは、いけないと思う。
「でも、思ってるんだろ?」
そう言われると困るけど。でも、ほんとにそんなことができると思ってるわけじゃない。ただちょっと先生に特別に優しくされたいだけなんだ。
村田の手が宮本の大事なところに触れた。
「あ……あ、やめてよ」
村田の手が、宮本の股間を揉んだ。
「あっ、だめ!」
宮本は叫び声をあげた。
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