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ひとつ、報われる
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「あのさ、僕、カラ松兄さんのことが、恋愛対象として好きなんだ。」
「…いいんじゃない?いけるよ」
「…そうかな?」
おれに打ち明けるのに、相当の勇気を使っただろう。ここで否定してはいけない気がする。
だからと言って、何も返さないと、トド松は凄く傷つくだろう。
可愛らしく、そうかな?というトド松に、少し間をあけてから、そうだよ。と、目を見て言っておいた。
さよなら、十数年間のおれの思い。
好きだった。
…いや、好きだ。これからも。
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