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運命の相手は君じゃない
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「ニート達!ご飯よ~!」
『はーい!!』
丁度夕飯の時間で、皆で返事をし、集まる。
「どーぞ」
『いただきまーす』
皆一斉に食べ始める。おれも、今日のおかずの肉じゃがを箸で摘まみ、口に含む。
ただ、一松のことが、思いの外ショックだったみたいで、喉にとおらない。
「…今日菓子食べすぎちゃっておなかへってないから、皆でわけてくんね?」
「やったー!」
嘘だけどな。菓子なんて食ってねーし。お腹もすいてる。
だが、吐きそうになるのだ。
おれはもう寝ようと、布団をしき、一人で先に寝た。
…次の日も、朝食から夕飯まで、あまりのどにとおらなかった。
流石にそれが数日間続けば、皆ふしんがる訳で、しばらくの間、一緒に行くのを避けていた銭湯に連れていかれた。
正直、マトモに食べていないおれは、骨が浮き出ている。
そんな中、入りたくなかった。
いをけっし、脱ぐ。すると、トド松が気付き、声をあげた。
「おそ松兄さん。どうしたの?それ。」
「ん~?何が?」
惚けるようにして返すが、他の弟たちもおれをみて絶句していた。
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