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イベント9
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フジside
「大丈夫。キヨだよ。」
あっ いつもの大好きな低い声
少し落ち着き囁きの方に顔を向ける
「いきなり、どうしたの?キヨ」
「ちょっとな。サングラスをはめてっと」
いつものサングラスをはめられる
目隠しのリボンが目立たないように髪を整えられ
「よし 行くぞ。つかまっとけよ」
説明してもらおうと思ったら
クッとアゴを上げられ触れるだけのキスをされた
黙ってろって言われたようなキスだったから
静かに応じることにした
(なんだろうな〜俺なんかしたべ?
今日は…色々心当たりがあるべ笑笑)
俺の荷物はキヨが持ってくれた
キヨの腕につかまって楽屋を出る
廊下を歩いているとスタッフさん達の
「お疲れ様です」が聞こえてくる
声に反応して「お疲れ様です〜」って返すけど
サングラスの下は目隠しされて見えてないから
どこに顔向けて歩けばいいかわからない
必死にキヨにつかまりながら会場を出た
出たらすぐ!すぐタクシー!
これは基本!早く乗らないと出待ちとかに会っちゃうし
次に出てくる人とかの迷惑にもなっちゃうからね
キヨにエスコートされタクシーに乗り込む
「すいません。ここで」
キヨが(多分)携帯を見せて目的地を伝える
…ってどこだよ?!
目隠しまでしてどこに連れて行く気だべ?
打ち上げ行くんだよね?
打ち上げに目隠しで連れてくって何のサプライズ?!
俺、誕生日じゃねーべ?
目隠しをされたまま俺はキヨの目的について考える
真剣に考えていたせいだろうか
俺はタクシーが止まった事に全く気づかなかった
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