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PART2
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「斗真ー!昨日、何で、先に帰ったんだよ。」
大きい声の持ち主が、僕の隣の人に話しかける。
声が大きいよ‥‥。
うるさい‥‥。
僕の隣の人は、朱桜 斗真くん。
顔もイケメン‥‥正にイケメン‥。
しかし、耳には幾つかのピアスがあり、髪も少し金髪に染めている。
「ヤンキーみたい‥‥。」
僕はボソッと、言葉を吐き捨てると、立ち上がり、自分の居場所へと向かった。
授業なんて受けなくてもいい。
僕が居なくたって、周りは何も感じない。
先生だって、何も言わない。
〝僕が特別だから″
〝特別な病気を患っているから″
そんな切ない‥
痛々しい気持ちに耐えながらも、僕は歩いた。
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