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「シオン‥‥。とても、艶かしい姿だな。」
俺は四つん這いで、突き上げてくるハミドのものを、ひたすら受け止めていた。
「くっ‥、ふっ、うぅっ‥」
でも、俺はもう蕩けきっていて、両腕の力ではもう、自分では支えてられなくて‥‥
枕に顔を埋めて手はその横にだらっと伸ばし、ハミドは腰を両腕で固定しながら、俺の中で、ハミドのものを使い、奥を深くぐりぐりしたり、浅くいれたところから、何度も小刻みに突かれて‥
身体がビクビクすると
「ん?ここ‥いいのか‥?」と言いながらまた同じ事をしてくれて、軽い絶頂を何度も味わっていた。
もう、透明な液しか出ていないけれど‥
「この体制だと、シオンがどんな顔をしているか見えなくて、俺は、少し‥寂しい。」
多分、酷い顔をしているから、見て欲しくない‥‥。
動きを止めて、心配そうに「‥。シオン?」
枕に顔を埋めて、聞こえないフリをする。
「‥。」
一度自身を抜かれて、俺をゴロッと横向きにしながらハミドも身体を横向きにし、枕ごと腕枕をしながら顔をあげようとする。
「やっ‥‥うっ、俺‥、」
抵抗力もあまりないけど、枕を外され完全に腕枕の体勢にされたから、顔を両手で必死に隠す。
「やだ、酷い顔‥見られたくなぃ‥‥」
「‥。全然酷くない。見ろ、シオン。今日は‥‥お互いの身体がよく見える。」
「‥?」
「目を、開けてみろ‥。」
目を開けると、電気はついていないのに、充分明るい。
あっ、月のせいか。
「シオンとシテる時、いつもは殆ど暗いが‥今日は‥沢山見れる。」
確かに、船の中や、今までの部屋は電気を消せば殆ど真っ暗なとこでしか、していない。暗闇に目がに慣れる頃には‥
恥ずかしながら、理性もほぼない‥。
改めてみると本当だ、漆黒のハミドの髪も、ギリシャ彫刻に生命を吹きかけたように整った胸板や腹筋のパーツ、腕の筋肉の盛り上がりも、よく見える。
露天風呂の、陽の光のもとでみたハミドの身体とはまた違い、こちらは汗でしっとりと色気が立ち込めている。
「可愛い顔だ‥。今日は、ゆっくり見たい。」
ヘッドボードに背中をあずけ、足を、投げ出すハミドの上に、俺はもうトロトロにされて柔らかくなった穴を、ハミドのそそり勃つ場所にゆっくり入れる。腰を緩やかに動かされると、目の前には切ない顔のハミドが俺をじっと見ていた。
「んっ、んんッ、‥っつぅ‥」
揺らされながらハミドを見ると、意外にもいつもより幼く見える。眼はもっとギラギラして無表情だと思ってた。
今日は‥優しくて、よく見ると何か堪えるようにしているのが分かる‥あっ、俺も無意識にきゅぅっきゅっって、締めてる。
髪に、ぺったりついた汗を、ハミドが掻きてげてくれる。
「シオンの顔を、見ながら‥いいな。」低音の声が掠れてきている。
最後のスパートをかけられて手がぷらぷらしていたら、ハミドが俺の手を取り、指を絡め、お互いに限界が近い。
「あっ、あ、も‥、もぉっ」
「シオン、よく見せろ。」
「あっ、あはぁ、はぁ‥、も、だめぇ‥ふぅんんっ!」
ぐっと、俺に絡めたハミドの手がぎゅうぅぅと握られ、
俺の中が痙攣してから、じんわりとお腹の奥に熱さが広がる。
別荘地の最後の夜は、気だるい中にも、爽やかな爽快感があった。
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