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side ハミド
俺がシオンの為にと駆けずり回った大切な店で、シオンが浮気をしていた。
若い男と。
ベタベタと身体を触っている……
それともあれか?俺がキープだったのか?
この、俺が、俺だぞ!
正直、全力で相手の男をどう痛めつけるか考えていた。シオンはもう監禁でもして2度と日の光は見せない。
そんな気分で沸々湧き上がるものを抑えていたら、「俺のは迷惑かけないからいいんだよ」と、しゃぁしゃぁと言ってきた。どうやら俺はシオンを甘やかし過ぎたようだ、人を調教する趣味はないが最低でも快楽づけになって、もう二度と足腰立たなくしてやる。
しかも相手は護衛13番?あぁ、不吉な数字だと会った時から思っていた。仲はとても良さそうだが、13番、お前仕事し過ぎだぞ!!これでラーラの地獄のキャンプに連れて行く一人は確定だ。
そう、本当に俺は頭にきていたのに…………。
泣きながら、
「ハミドの声で、ハミドの手で、疼く」
………。
もう全てが許せてしまった。
あとはシオンの身体を求めて、ひたすら求めて、
意識を手放したシオンの中でまた復活した自身を、そのまま動かした。シオンは全く動かないのに、俺が、ゆるゆる動かすとキュッキュッと、締め付けて応えてくれる…。これだけでもう興奮は止まらない、また中に放ち、更に滑りのよくなった蕾の中でシオンの意識がない顔を楽しみながら暫くこの感触を味わっていた。
俺を裏切ったら、何をするか分からないぞ、シオン。
それは俺自身を滅びに導く行為だとしても、止められる自身はない。
可愛いシオンは、腕立て伏せを見ながら鍛えたいなんて言っている。興味もない癖に茶室の話を持ち出して、本当に愛らしい事だ。
シオンの寝顔を見ながら、シオンを全ての厄災から守りたいと思った。
ラーラの、強さの秘密を、少しだけ知った気がした。
いつか、シオンを紹介しなくては。
それが彼女への未払い報酬だから。
地獄の特訓。シオンを守る為なら、なんだって出来る。
俺は、もっと強くなるから、シオンは側で笑っていてくれ。
永遠に。
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