アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
莉緒2
-
客の声が聞こえる。
「…今日も、
すっごく可愛いよ莉緒ちゃん」
「フフフ…」
「…ねえ、莉緒ちゃん、
エッチなポーズしてみて」
「…えー無理ー。
ぼく男の子だから
そんなポーズできないよ」
想定内だが、非日常な会話。
それを心地いい、
と思ってしまう自分がいる。
教師として過ごす
退屈の日々。
その中で
これはいい憂さ晴らしだ
鏡の向こう側の人間でさえ
同じ事を考えているのだろう
俺も若くない。
やっている事は
痛々しいが、誰かに
迷惑をかけている訳でもない。
ただ俺の
自己満足ができる場所が
この街にあっただけなのだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 19