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101 おまけ2
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翌日 真弓に連れて来られたのは
総合レジャー施設。
セグウェイ 卓球 ビリヤード バッティングセンター ゲーセンなどが一つの建物に入っている。
「千春 ボウリングをしよう!」
「え?ボウリング。何年振りだろう。俺 ヘタっすよ。」
「僕だって 学生時代の頃 来た以来かなぁ?スコアも 勝手にやってくれるし。投げるだけで良いんだよ。靴を借りて来よう。ボールは?重い方がいいかな?千春はピンク色?じゃあ 僕はこの紫色にしようかな。3ゲームくらい取り敢えずやろう!」
初めは 2人とも 感覚が掴めなくて ガーターを時々出しては ガックリしたり まぐれで ストライクを出したりしたが 3ゲーム目には そこそこのスコアになった。
ストライクを出しては ハイタッチしたり 指が滑ってボールを落として ガーターを出して悔しがって笑い過ぎて 次もガーターだったり。真面目に やろうとしたら 指を乾かし過ぎて ボールが一瞬浮いて床が派手な音を立てて でもストライクだったり。
ゲームを終えて 近くの 日帰り温泉に行き 人がまばら だったのを 幸いに 真弓さんが 俺の腰を お湯の中で 撫で回すのは 勘弁してほしかった。
日帰り温泉で マッサージを頼み からだを ほぐして貰った。気持ち良くて 最後には 寝てしまった。
帰りは 個室の居酒屋で ゆったり酒を飲んだ。
タクシーでマンションに帰ったら 真弓さんが 少し飲もうよって 日本酒をすすめてきた。
マッサージをして からだも軽くなり 風呂も湯河原のお湯を使ってるとかの温泉に入ったし。飯も 居酒屋で済ませたし。まだ宵の口だし。
2人して 日本酒を 飲んだ。
………………
千春の 酔いが 回るのが 今日は 少し早いみたいだ。
真弓は 千春が 口が軽くなるのを 待った。
千春は 本当に 会社を辞めてから 無我夢中で 頑張ったと思う。
会社では かなり引き留められて 考え直すように 言われたらしく 1ヶ月経っても 退職出来なかった。宅配業界が 慢性的に人材不足であるのは 周知のことで 千春のように 効率的に 配達出来て 新規も開拓し 尚且つ 無事故無違反の優秀なドライバーは稀少価値である。千春が育てたドライバーは皆優秀で仕事も早い。
会社を辞めるなら 配達が苦であるなら 研修センターで講師を とか 本社でのポストを用意するとか 大型車のとりまとめ役ポストを用意するとか。タクシー部門の管理職をとか 言われたらしく その都度断って それでも 在職中は 黙々と仕事をこなし 以前の横浜営業所からも偉いさんが説得に来ていたらしい。
退職の当日は 抱えきれない程の花束と餞別らしき記念品だかプレゼントが 幾つもあった。
忌々しい程 千春は 人を惹き付ける。人から好かれる。
職場でよく それまで 無事でいられたと思う。
退職の日の夜は 嫉妬で 明け方まで 千春を 抱き潰してしまった。
最初 チビりチビりと 飲んでいた千春だったが グラス3杯め あたりから 口が軽くなってきた。
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