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102 おまけ3
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千春が 飲むにつれて 饒舌になってきた。
俺ね、今日は本当に楽しかったっすよ。
昨日も カラオケ楽しかったし 今日のボウリングも 違う筋肉を使って からだ動かすって なんか良いっすね。
真弓さんと やるってのが 楽しいなー。他の人と おんなじことやっても こんなに楽しくねぇって 思っちゃった。
俺 真弓さんが好きなんだなだなぁ。へへへ。
今 どんなに色気むんむんの女が来ても真弓さんを選んじゃうな。真弓さんが格好良すぎんだもん。
真弓さん!
信じてないような顔してるし。
本当にそうなんだから。
女って いえば 思い出したわ。
俺ね。
俺。
真弓さんに隠してることあるんすよ。
俺 女のアソコ 見たことあるの昔の女房だけって 言ったけど。本当はね。もう一人居るの。
あれはまだガキんとき。
中学は終わってたかなぁ。先輩にね、連れられてだったかな?場所もよく覚えてねーんだけど。
川崎だったかな?それとも バイクで走りに行った先のどっか。山梨だったか 名古屋だったか。忘れちまったけど。
俺 そんとき 初めてストリップに行ったんすよ。
観客はほとんど居なくて。前の方にどうぞって 入口で言われて。真ん中じゃ恥ずかしいから 端の方の最前列に座って……
そしたら 女の人が舞台で踊り始めて。おっぱいも丸見えだし。最後は ショールみたいので お股を隠して。
そしたらね
俺にね
坊や よく見てごらん って言うんすよ。
俺は ギンギン勃っちゃって。
そしたら ガバッてショールを取ってお股開いて
吸い込んでやろうか って
そして ガハハハって笑ったの。
俺 途端に へなーって 萎んじゃった。
怖かったなー。吸い込まれる夢
何回もみた。
だからね、それから 女房とヤル時も なんだか正常位って怖かったんすよ。吸い込まれていきそうで。バックもね 吸い込まれそうで怖いかな。
でもさ 真弓さんとは 俺 吸い込まれる心配全然無いっしょ?だから安心。
っつうことは 俺 女とセックスすんの 嫌っつう事なんすね。
だからオナってばっかりだったのかな?
へへへ。
でもさ 挿れてさ 腰振って射精するよりさ この なんちゅーの 挿れられて 奥に当たる気持ち良さったら 無いっすよ。
いやその前の 真弓さんのからだ。たまんねー。真弓さん自分のからだ 魅力的なの わかって無いっしょ。
俺 真弓さんとキスすると それだけで 腰が疼いちゃう。俺 スキモノなの?スケベなんかな?
でもさ 真弓さんは 優しいんだよね。
俺 泣きそうだよ。
俺 寝台タクシー始めて スゲー分かっちゃった。
配達の仕事をしてたときは とにかく時間 時間で。毎日毎日 追いかけられて 走って走って 留守も沢山。
エレベーターが有れば良いけど 階段を重い荷物持ってピンポーンしたら留守って ガックリしちゃうんすよね。車に乗って走り出そうとするとお客様から電話が入って 車を停めて。
俺が 寝台タクシーをしてるの 苦にしてるって思っていたでしょ?
俺 今の方が気持ち 楽なんすよ。
あちこち ルート考えなくて良いし。
配達しに行って留守って空振り無いし。
新規開拓しなくて良いし。
時間だからって集配した物を焦って営業所に戻らなくて良いし。
確かに お年寄りやからだの不自由な人も居るけど みんな 家族の人が付き添っていて その人を心配してるんだよね。乗った高齢者の人も 家族も みんな 俺にね 感謝してくれるの。ありがとうございましたって。
それが スゲー嬉しいっすよ。宅配してて ご苦労さまって 言われることはあるけど 寝台タクシーみたいに感謝されたこと無いっすもん。
俺 寝台タクシー始めて 後悔なんかしてないし 気持ちも へこんで無いし 落ち込んで無いっす。
ああいう高齢者の人を 家族を 相手にして 少しでも 元気になって欲しいから 俺 元気よく 返事することを 心掛けていてね。
真弓さんが心配して 檀でも 声をかけてくれるから 嬉しいし 心もからだも 元気ですよって 気持ちでね やってるんすよ。 ハキハキ返事してるんです。
真弓さん。俺 大丈夫ですよ。
真弓さん。俺を リフレッシュ させてくれたんでしょ?
カラオケやボウリング マッサージや温泉 美味いご飯も。
ありがとうございます!
俺 真弓さんに 大事にしてもらって
本当に しあわせ っすよ。
俺 でも
俺の方が 何倍も 真弓さんのこと 好きなんだけどさ。
それなのに 真弓さんは 優しいし 参っちゃうよ。
本当に 何回 惚れ直したら いーんだっつう 話っすよ。
ありゃ 俺 の雇い主は真弓さん。
施設長 っつうより 社長さん?
うへ シャチョーさん だし いとこ ってことになってるし。
でもさ オトーサン。
ステキで イヤらしくて ちんちんみりょくてきー みーんな 知らねーだろ?
まゆみしゃん キス サイコー。
誰にも やらねー。
おれだけの まゆみしゃんだもんよ。
エヘヘ
まゆみしゃん
カンガルーダッコして
…………………
千春が 沈没しそうな顔で カンガルー抱っこをねだってきた。
そうだったのか?
千春は 強い人間かもしれない。
僕の庇護は 余計だったのだろうか?
でも この 2日間の ことは 無駄では無かったと思いたい。
2人して ハメを外して 童心にかえり 遊んだ。
年齢を重ねれば重ねる程 人は 様々な しがらみ 拘束 義理 に 縛られる。
昔の学生時代のように
暢気に 勉強だけに悩むことが出来たら どんなに 良いだろう?
暢気に 恋愛だけに悩むことが出来たら どんなに 良いだろう?
無知だからこそ の怖れを知らぬ 強さを 感じられたら どんなに 生き易いだろう?
生きていく上で 楽しいことばかりなら どんなに 良いだろう?
年齢を重ねれば 遠くも 近くも 人の死は避けられないし 病も苦難も 対岸の出来事とは 済ませられない。
でも 僕は 千春無しでは 生きていけそうに無い。
青臭い言葉だし 青臭いことかもしれないが
千春 愛しているよ。
これから 何があっても 一生 離さないよ。
そう 呟いて あぐらをかいて 脚の間に千春を望み通り座らせて 上衣の中に千春をくるみ 背中をさすったのだった。
………終わり……………………
【奮闘編 および おまけ】
終わります。
次回 悪友再び編 千春の友達のモッチャン ヨシヤス など 再び登場。真弓がヤキモキしても 千春はマイペース。
どうぞ お楽しみに。
千春 2 ご意見 ご感想 お気軽に お寄せ下さい。
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by みっくじぇい
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