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舐めても味がするわけでもないのに、俺は何で舐めてるんだろ?
ウットリと気持ち良さそうな顔をしている仁がみたいからか?
指を吸って口の中で舌を絡ませると、「ん……亮ちん……」ってまるでエッチな事やってるような声を出すから、もうちょっと舐めてもいいかな?って思った。
「ほら、左手」
右手を舐めた後に左手を舐める。
仁をチラ見しながら舐めた。ウットリとした顔。
その顔を見ていると女の子とセックスする時、相手はこんな顔してくれたっけ?なんて考えた。
喘いではいたがウットリとした顔はしていなかったと思う……それは俺がそんなに上手くないからかもな……
ほら、男ってとにかくぶち込んで腰振って自分がいく事した考えていなかった。
女の子が可愛い下着を付けて「どう?」って言っても脱がして早くやりたいってしか思わなかった。
褒めはするけれど、ちゃんと見てなかった。
だって、下着フェチじゃないからな。
仁は凄く気持ち良さそうで……なんか、見ていて……見ていて飽きないというか、見ていたい。
◆◆◆◆
「おーまーえ!!!」
怖い顔で先輩に遅刻を怒られた。
「すみません、途中でお婆さんに道を教えて」
適当に嘘をつく。
嘘つきは泥棒の始まり……って言葉が頭を過ぎって行った。
だってさ、仁が可愛くて……つい、いつまでも舐めてしまったわけだよ。
アイツも、もういい!!とか言わないから。
本当に舐められるの気持ちいいんだな。そんなに気持ちいいっけ?
女の子とセックスする時の事を思い出した。
女の子にはフェラして貰って……とにかくチンコをぺろぺろ、ぺろぺろ。
俺の記憶には手を舐められるという行為は存在しなかった。
俺だって女の子のオッパイとアソコぺろぺろしても手は舐めなかったな。
「よお、お前の遅刻ってあのガキンチョだろ?朝からやってたとか?」
ニヤニヤしながら佐伯さんが近付いてきた。
この人も怖い先輩だけど、ちょっとこの人自身もだらしないので、こういう時は怒ってはこない。
「手舐められるの、気持ちいいんですかね?」
「は?チンコじゃなくて?」
この人は……
「いえ、手を舐められるのが好きな奴がいて、気持ちいいのかなあって」
「まあ、指先に神経集中してるからな」
「へ?そうなんですか?」
「紙で切った時とか痛いだろ?あんなに小さい傷なのに」
そう言われてああ、そうかって思った。
「あと、指の間って性感帯なんだぞ?」
「ええ!!そうなんですか?」
そういえば、仁は指の間舐められると声を出す。なるほどおおお!!だからあんなにウットリと。
「首筋とか背中とかも気持ちいいんだぞ?くすぐったい奴もいるけれど、胸とか舐めるよりも背中舐められるの好きっていう女の子いるし」
「背中……かあ。」
「あとな、耳たぶと頭」
「頭?」
「髪切って貰う時思い出せよ、シャンプーとか髪を整えて貰ってる時って結構気持ち良くないか?キスしながら首筋から後頭部に向かい撫でるんだよ、すげえ気持ちいい顔してくるぜ?」
そうだ……仁は頭撫でられるのも好きだ。
「髪の間に指入れて撫でるんだよ、相手が興奮していいぜ?」
「そ、そうなんですか?物凄く勉強になります師匠!!」
佐伯さん、この人はエロ師匠だ!!エロ師匠に違いない!!と俺は確信した。
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