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始業式
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俺は急いで学校の門を通り抜け、新しいクラスの名簿が載った掲示板を見る。
この学校は一、二年はクラス替えがあり、三年は進路の関係上クラス替えのない学校だ。
俺の名前…………あった!2ーA だ
この学校は上履きでなく靴のままでいいので急いでるときは助かる。階段を駆け上がり、二年生の教室がある二階へ向かう。
ドアを開けると同時にチャイムが鳴った。
自分の名前が書いてある席に座り、大きく深呼吸する。
「………疲れた」
息を吐くと前からよく知った声が聞こえた。
「ぎりぎりセーフだな、おつかれ!そしてまたよろしくな」
前を見るとにっこりと微笑み此方を見る、望月玲二(モチズキレイジ)が座っていた。
「玲ちゃんとまた同じクラスだ!よかった」
「あぁ、よろしく」
玲ちゃんは高校一年のとき、始業式の後のオリエンテーションで仲良くなった。
茶髪の猫っ毛に顔は整っていてかっこいいと男の俺でも思う。
まだ、一年間だけの付き合いだが今の友達の中で一番信頼してる。
玲ちゃんと話していると先生が入って来て、体育館に移動し、校長先生の長い長い話を聞いた。
途中、生徒会長の和真が生徒代表で挨拶し、始業式は終わった。
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