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キッシュを焼いている途中、鍵を開ける音が聞こえる。
「大地...!」
まさか、こんなに早く帰ってくるとは思っていなかった。
本当は鍵のかかった扉まで行きたいけれど、走ると怒られてしまうから。
体が動き出しそうになるのを我慢して、そわそわしながら待つ。
「優人、ただいま」
「あ...大地、おかえり」
大地を見るとドキドキして、言葉が上手く出なくなってしまう。
「キッシュかな?」
「うん、大地...好きでしょ...?」
「大好物だよ」
一見普通の君に戻ったかのようだけど...違う。
帰ってきてからのハグ、キス。
今日は何をしてたの?と聞いてくる君は、いなくなっていた。
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