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明らかな大地の変化に戸惑いを隠せない自分がいる。
____女の人と会ってきたから、僕はもう用無しなんだろうか。
嫌な考えばかりが脳裏をよぎってしまう。
僕が、信じなくてはダメなのに。
何かの勘違いだって。
信じなくちゃ、ダメなのに。
「あー...キッシュ明日でもいい?食べてきちゃった」
信じなくてはいけないのに。
そんなことを言われてしまっては、無理に決まっている。
「えっと...どこかの店行ったの?」
「ん?何でそんなこと聞くの?」
「ううん...ただ、美味しかったなら僕も食べたいなって思って......」
「ああ、でも優人の料理には負けるよ。」
「そっ...か、これからも頑張るね」
言えないのには、それなりのワケがあるんだろう。
他人事のように、ぼーっと考えた。
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