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ふわふわとしたものに包まれているのを感じて、ゆっくりと目を開ける。
そうすれば、見慣れない天井が視界に入ってくる。
「んっ...」
少し動いただけで、体の節々が痛む。
ここは、どこなんだろう...。
何で、ここに居るんだろう。
道端でしゃがんで落ち着くのを待って...そこからの記憶が、無い。
必死に思い出そうとしていると、ドアが開かれる音が聞こえた。
「はぁ...よかった、起きたんだね」
そう言って僕のベッドに駆け寄ってきたのは、若くて顔の整った男の人。
「俺は黒河直人、よろしくね」
「あ...えっと、宮代優人です」
「優人くんか...説明することはいっぱいあるんだけど...どれから説明したらいいのかな...」
そう言って悩む姿は、失礼かもしれないけど...少し可愛く感じた。
思わず笑ってしまう。
これが、彼との出会い。
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