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「泣きたいならないてごらん」
そう言って黒河さんのお父さんは僕を抱きしめた。
両親からでさえ、こんなことはしてもらった記憶がないから...。
「うっ...ふ......」
目から涙が溢れてとまらない。
「よしよし、頑張った頑張った」
背中を優しくさすってくれる。
「つらかった...寂しい、くろかわさっ...」
「うん、辛かったね...寂しかったね
もう大丈夫」
声を上げて泣いた。
今までの辛さや寂しさ、すべての苦しみが軽くなったような気がする。
僕も...幸せになりたい。
だから、行動する。
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