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それから4人で食卓を囲み、ロールキャベツという料理を食べた。
すごく美味しくて感動してしまった。
コンソメ味、という味らしい。
全然食べ物は分からないから、勉強しないと。
僕も作れるようになりたい、ロールキャベツ。
「うえ~食った食った
さあ優人くん、身体の話していい?」
「はい」
「症状をすべて話してくれるかな」
「えっと...」
それから、今まで自分の身に起こったおかしいことをすべて話した。
博人さんの表情がだんだん険しくなっていっているのが分かった。
「えと...これ、ぐらいです」
「ん~...大きな病院で詳しく検査したほうがいいね」
「それって...」
「軽い病気ではないよ」
「そう...ですか」
「大丈夫、俺たちがどこまででも支えてあげるよ」
「大地さん...」
「そうだよ」
「直人さんも...ありがとうございます」
そうだ。
病気にだって、立ち向かわなきゃ。
うじうじ苦しんでるだけじゃダメだ。
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