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「あぁー。そっか。ミケ英語わからないよな。これはメリークリスマスって書かれてるんだぞ」
「メリークリスマス?なんかひらがなでも漢字でもない文字が書かれてるからちょっとびっくりした」
僕は視線をケーキからつばきの顔に移した。
「……どうした、つばき」
つばきの表情は先程までの笑顔から一変して、難しそうな顔で眉間にも若干しわが寄っている。
なんか怒らせるようなこと…言ったかな…
自分の言動を振り返ってみたけど、思い当たるようなことは何もない。
そんな僕の不安そうな顔が目に入ったのか、慌てて眉間のしわを和らげたつばき、目尻の下がった笑顔を浮かべる。
「ミケ、アルファベットもわからないよな…。今度、一緒に勉強するか」
…アルファベット?
アルファベットってこのプレートに書かれてるやつだよな?
知らないことをまた知ることできる。
それにつばきに教えてもらうなら嬉しい。
僕は「うん」と思いっきり頷いた。
「ほらケーキ食べよう」
自分のケーキにフォークを刺して食べ始めるつばき。
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