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本当にマスター、じいやって呼んでいたり――とおばあちゃん絹子さんは優しくて、すぐに僕を雇ってくれた。
「お仕事頑張ってね。でもあんまり無理しちゃ駄目だよ」
「はい。ありがとうございます。大丈夫ですよ無理なんてしてないので」
僕は笑顔でじいやと絹子さんに挨拶をして、次の仕事場、ひとつ先の駅の裏手にある小料理屋、さつきへと向かった。
「あっみけくん!いい所に来た!ちょっとおつかいを頼んでもいい?」
いつも入る時間よりかなり遅くなってしまった僕は女将の紗月さんに謝ろうと構えたが、それより先にお金の入った袋とバックを渡された。
「ごめんね、豆腐が切れちゃって…そこのスーパーで買ってきてもらえる?」
「えっ、あ、はい。わかりました。……あ、あの僕今日ちょっと遅れてしまって……」
「んっ?あっ、いいのよ。みけくんここ以外でも働いてるんでしょ?ちょっとぐらいゆっくりしてから来てもいいのよ」
「いや、それはさすがに…」
綺麗な笑顔を浮かべている紗月さん。
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