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もうろうとする意識の中、しゃがみこんでいた腰を上げふらつきながら足を前へ動かす。
「…………大丈夫か?具合悪そうだけど」
うつむきながらゆっくりした歩幅で歩いていた僕の前に立ちはだかる人影。
「えっ…と、あっはい。大丈夫です」
おそらく話しかけてきたのは今僕の目の前に立っている人物で…
………やっぱり駄目かもしれない…。
「全然大丈夫には見えないが…。どこに行こう――って、おいミケ!」
僕の意識はそこで途切れてしまった。
でも最後に小さく聞こえた声は……つばきに似ていたような気がする。
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