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「昨日ミケいきなり倒れるから、びっくりした。凄い熱もあったし」
そう言い玄関で靴を脱いで部屋の中へと入ってきた人物は――僕の知っている人で……今でも大好きな人で――
「じゃあ、これ貼ったの……」
「そう。慌てて近くの薬局で買って」
今、この部屋につばきがいる。
つばきの低い声がこの部屋に響いている。
「ところでもう体調はいいのか?」
持っていた袋を下ろし、僕の方へと近づいてくるつばき。
「あっ、それ外してるし。熱下がってなきゃまだ付けとかないと」
「……ぁ、もう熱下がってる」
「ほんとか?」
布団で起き上がった状態の僕の隣に座りこんだつばき。
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