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あ、つばきの顔――。
あの頃より大人っぽくなってる。
でも髪色はあの頃のように綺麗な色だ。
そうだ髪型も変わってない。
声も低い、でもこの声が好き。
「……ぁの、つばき…??」
つばきに見惚れていた僕にゆっくりと近づいてくるつばきの顔。
……えっなに、なんでこんなに間近につばきの顔が………
つばきの顔がすごく近づいてくると──
――こつんとつばきのおでこが僕のおでこに引っ付いた。
前髪を上げてるから、つばきの肌が直接僕に当たっている。
「うん。熱下がってるな」
そう呟きゆっくりと離れていくつばきの顔。
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