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「そっか。ミケは気づかなかったのか」
そう言ったつばきの顔は少し寂しそうで…。
ほんとは気づいてたよ。そう言ってしまいそうになった。
「まぁ、じゃあ、11時頃さつきに迎えに行く」
「いやでも…」
「俺がミケとご飯食べたいんだ。いいだろ?」
そう言われると、断るなんて出来ない。
僕もつばきと一緒にご飯食べたい。
「………ほんとはその時伝えようかと思ったけど、やっぱり今伝える」
急に笑顔が消え、真剣な顔つきになったつばき。
さっきまで僕の頭をなでていたつばきの手が、僕の手を握った。
つばきの体温。温かい。
「えっと…つばき、どうしたの?」
「俺――ミケのことが好きだ」
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