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俺は久しぶりに口にした、ミケのレシピのオムライスを、あっという間に完食した。
「すごいねお兄さん。よっぽどこのオムライス気に入ったのかい?」
完食したと同時に、カウンターの中にいる店主のおじいちゃんが、驚いた声音で聞いてきた。
「あっはい。このオムライス大好きです」
「そっかそっか。こりゃあ、あの子がここいたらすごい喜ぶだろうね」
「ねぇー。みけくん大丈夫かしらね…」
おばあちゃんはコップにお水を注ぎながら、おじいちゃんと話している。
「あの…ミケどうしたんですか?」
「あ、お兄さん、みけくんの知り合いなんだね」
よかったわ、あの子にもちゃんと知り合い、お友達がいたのね~。と呟くおばあちゃん。
「あ、それでみけくん、今日体調崩して早退したのよ」
「そうなんですか?みけの家とかってどの辺かわかりますか?」
「うーんと。たぶんこの近くだと思うけど…。お兄さんみけくんのお見舞いに行くのかい?」
「はい。そのつもりです」
俺は注いでくれた水を一気に飲み干し、席を立った。
「そりゃあ、みけくんも喜ぶね」
おばあちゃんは嬉しそうに手をたたき、お会計をしてくれた。
「ごちそうさまでした」
「はーい。また来てね。それとみけくんにもよろしくと」
「はい」
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