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「ミケ、また一緒に住まないか」
優しくぼくの手を握って、真っ直ぐこちらを見ているつばきの綺麗な瞳に、ぼくが映ってる。
またつばきと一緒にーー。
あの頃の日々を思い出す。
楽しいだろうな。
つばきと一緒にご飯食べて、つばきに髪乾かしてもらって、一緒のベットでつばきと隣り合って眠りについて……
ぼくはつばきの瞳を、じっと見つめる。
つばきのこの瞳がすっごく綺麗で、大好きだ。
でもつばきのこの綺麗な瞳に映っていいのは、ぼくじゃないんだ。
だってつばきには、大切にしている女の人がいるんだ――。
遠目だったけど、すごくスタイルのいい、きれいな人だった。
まわりの人たちからも、たくさんの祝福をもらえるような……つばきに、とってもお似合いの人だ。
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