アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
-
つばき今日は忙しかったのかな…。
学校はお休みの期間でも、先生はお休みじゃないもんね。
さつきのお客さんの一人も学校の先生で、プリント作ったりとか、家でも仕事してるって言っていた。
つばきはやっぱりすごいなー。
つばきのことを考えていると顔がにやけてきて、慌てて顔の表情を戻す。
「……………あっ!みけくん!」
後ろから名前を呼ばれ、駆け寄ってくる足音が聞こえる。
みけくん、そう呼ぶ男の人はぼくの知り合いには一人しかいなくて………振り返るのが怖い……。
ぼくは動くこともできずにいた。
その間にぼくを呼んだ相手は近づいていた。
「やっぱりみけくんだね。お仕事終わったの?あ、もしかして今からさつきの方のお仕事かな?ぼくも今からさつきがある方面に用事があってね。一緒に行こうよ」
なにも返事ができないまま、ぼくのとなりに立っている人物は歩き始めようとしている。
………やだ…。
この人…紫村さんと一緒に行きたくない……。
ぼくは立ち止まったまま、どうやって断ろうか思考を巡らすけど、思いつく言い訳が出てこない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
178 / 227