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走り出す想い 澪side
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突然その日はやってきた。
今日は予約がいっぱいの日なので、オーナーにも来てもらった。
「ハーイ!元気だった、澪!今日はバリバリ頑張るわよ〜。」
朝から元気いっぱいのオーナー。
こっちはそんな元気無い、つーの。
「あらやだ。どうしたのその顔?なんか疲れきってるわよ!朝は始まったばっかなのに!新しい恋人でもできたのかな〜?」
一瞬、顔が強張ったが、
「‥バカなこと言ってないでシフトの確認しといて下さいよ。今日は結構オーナーにトリミングしてもらう子が多いですから。」
手元の書類を見ながら、冷静に答えるように努める。
なんとか乗り切った!
バタバタと午前中は過ぎ、午後も少し経った。
今日はオロチちゃんも来ないから受付に立てる。
受付で事務仕事をしていた、その時だった。
迂闊だった。
「小日向さん。」
聞こえるはずのない、彼の声がしたんだ。
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